河出文庫<br> 辺境を歩いた人々

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河出文庫
辺境を歩いた人々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309416199
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0139

出版社内容情報

江戸後期から戦前まで、辺境を踏査した四人、近藤富蔵、菅江真澄、松浦武四郎、笹森儀助の民俗探訪の実際と生涯。

宮本 常一[ミヤモト ツネイチ]
著・文・その他

内容説明

思わぬことから人を殺めてしまい、八丈島に流刑となったが、膨大な風俗地誌『八丈実記』をまとめあげることになった近藤富蔵、陸奥にとどまり、民俗学の草分けとなった菅江真澄、蝦夷地のために尽くした探検家・松浦武四郎、沖縄、与那国、奄美、台湾…と生活・調査した笹森儀助。江戸後期から明治に至る、柳田民俗学誕生以前の民俗探訪の実際と先駆者四人の生涯。

目次

近藤富蔵(流され人;近藤重蔵と最上徳内 ほか)
松浦武四郎(えぞ地の探検;おいたちと諸国めぐり ほか)
菅江真澄(じょうかぶりの真澄;浅間山の噴火 ほか)
笹森儀助(幕末の世に生まれて;牧場の経営 ほか)

著者等紹介

宮本常一[ミヤモトツネイチ]
1907年、山口県周防大島生まれ。民俗学者。天王寺師範学校卒。武蔵野美術大学教授。文学博士。徹底したフィールドワークと分析で、生活の実態に密着した研究ぶりは「宮本民俗学」と称される領域を開拓した。1981年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

30
幕末から明治にかけて千島、樺太、蝦夷地、沖縄、台湾など辺境を旅してそこに住む人たちの生き様を調べた4人の記録。民俗学という言葉もない時代に国政の目の届かない辺境を調べ上げた彼らの熱意には驚きです。領土獲得競争の時代、ロシア、欧州、清国などに劣ること無く国を守ってこられたのはこういう無名の人達がいたからだと感心。自分のためでなく、日本のために一生をささげた生き方はまさに日本の近代勃興期を思わせる生き方だったように思えます。2019/05/20

まると

26
久しぶりの宮本常一先生。若い人向けの講演録でしょうか。北海道や千島列島、八丈島、みちのく(北東北)、沖縄、先島諸島など日本の辺境を歩き回り、膨大な記録を残した先人たちの生涯を、平易な語り言葉で記しています。既知の人物は松浦武四郎だけでした。人物に共通しているのは、私欲に駆られることなく世のため人のためと庶民や先住民と同じ目線で向き合いながら、彼らに温かい視線を注ぎ、ひたすら実直に現地を歩いたということ。自身も日本中をフィールドワークして生涯を全うした宮本先生による、先達たちへのオマージュと見受けられます。2021/08/16

雲をみるひと

25
幕末から明治期に日本の辺境地帯で生きた4名を取り上げた本。4名の中にはあまり有名でない人物も含まれているからか、著名な関連人物のエピソードがかなり盛り込まれていて話が飛ぶ印象がある。子供向けの本のようで作者の作品の割に丁寧でわかりやすい。辺境地帯の当時の情景がイメージできる。2021/04/06

あーびん

21
江戸から明治にかけて蝦夷地や沖縄などのフィールドワークを行っていた4人の民族学の先達を宮本常一が紹介する。当時の交通事情や各藩による往来の規制などいろいろな困難をのりこえて旅する各人の熱意が凄まじい。彼らの研究、書物は欧米の影が迫る激動の時代の中、日本が進むべき道を指し示す光となったことだろう。松浦武四郎、菅江真澄などは有名だが、今回笹森儀助のことは初めて知り、弘前藩にこんな人物がいたのかと驚いた。2018/07/03

たびねこ

15
江戸後期から明治末にかけ、未調査、未開発の日本の辺境(蝦夷地、陸奥、沖縄など)を歩いた4人(近藤富蔵、松浦武四郎、菅江真澄、笹森儀助)の評伝。体力、勇気だけでなく、記録ができ、ものを考える力を備えた探検家たち。近代国家移行期の遠隔地の人々の生活がよくわかる。貧しい民衆の姿を記録しようという民俗学者宮本常一の視点もぶれない。読み物としても迫力がある。二重丸の本。2018/08/26

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