出版社内容情報
太宰治が、戦前に師、友人、縁者に送った百通の手紙。井伏鱒二、木山捷平宛てなど。優しさ、本音、ダメさかげんが赤裸々に伝わる。
太宰 治[ダザイ オサム]
著・文・その他
小山清[コヤマキヨシ]
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内容説明
人間太宰治の生まの声。師井伏鱒二、作家木山捷平、私淑した小山清、若い友人高田英之助、内縁の妻小山和代と姦通した小館善四郎らへ送った、戦前の全百通の書簡。あふれる優しさ、誠実さ、含羞、そしてダメさ加減。編者小山清の解説も行き届く。太宰文学の舞台裏がここにある。
目次
木山捷平宛(昭8・3・1)
木山捷平宛(昭8・5・3)
木山捷平宛(昭8・9・11)
小館京宛(昭9・8・14)
山岸外史宛(昭和10・6・3)
小館善四郎宛(昭和10.7.31)
小館善四郎宛(昭10・8・21)
今官一宛(昭10・8・31)
今官一宛(昭10・9・2)
神戸雄一宛(昭10・10・4)〔ほか〕
著者等紹介
太宰治[ダザイオサム]
1909年、青森県金木村生まれ。作家。本名・津島修治。東京大学仏文科中退。在学中、左翼活動に従事。田部シメ子と心中未遂、ひとり助かる。36年、第一創作集『晩年』刊。当時、パビナール中毒に悩む。39年、井伏鱒二の紹介で石原美知子と結婚。戦後、『斜陽』で流行作家に。『人間失格』を残し、1948年、山崎富栄と玉川上水で入水自殺
小山清[コヤマキヨシ]
1911年、東京・浅草生まれ。作家。1940年、太宰治を訪ね、以後師事。45年、太宰一家の疎開中、留守宅を守る。47年、夕張炭坑の鉱員となり、渡道。太宰の死を機に帰京、執筆活動に。後年、失語症に陥り、妻の自死にも遭う。1965年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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