河出文庫<br> 夏目漱石、読んじゃえば?

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河出文庫
夏目漱石、読んじゃえば?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309416069
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

『猫』は全部読まなくていい!  『それから』に仕掛けられた謎を解こう! 奥泉光が漱石の名作を面白く読む方法、伝授します。

夏目漱石って知ってる? (漫画・香日ゆら)

はじめに

第1章 『吾輩は猫である』――小説は全部読まなくてもいいのである

第2章 『草枕』――小説はアートだと思うといいよ

第3章 『夢十夜』――「夢十一夜」を書いてみよう

第4章 『坊っちゃん』――先入観を捨てて読んでみたら

第5章 『三四郎』――脇役に注目するといいかも

第6章 “短編集”――作者の実験精神を探ってみよう

第7章 『こころ』――傑作だなんて思わなくていい

第8章 『思い出す事など』――「物語」を脇に置こう

第9章 『それから』――イメージと戯れよう

第10章 『明暗』――小説は未完でもいいのだ

コラム1 漱石とお菓子――漱石は大の甘党だった!?
コラム2 漱石と動物――漱石は犬派だった!?

奥泉 光[オクイズミ ヒカル]
著・文・その他

内容説明

『吾輩は猫である』は全部読まなくていい!『草枕』はアートみたいに楽しめる!『坊っちゃん』は中二病主人公に注目!『それから』に仕掛けられた謎を解こう!文豪・夏目漱石を愛してやまない作家・奥泉光が、名作の数々を面白く読む方法を伝授。“文学”との付き合い方まで楽しく分かる、決定版入門。香日ゆらの漫画付き。

目次

第1章 『吾輩は猫である』―小説は全部読まなくてもいいのである
第2章 『草枕』―小説はアートだと思うといいよ
第3章 『夢十夜』―「夢十一夜」を書いてみよう
第4章 『坊っちゃん』―先入観を捨てて読んでみたら
第5章 『三四郎』―脇役に注目するといいかも
第6章 “短編集”―作者の実験精神を探ってみよう
第7章 『こころ』―傑作だなんて思わなくていい
第8章 『思い出す事など』―「物語」を脇に置こう
第9章 『それから』―イメージと戯れよう
第10章 『明暗』―小説は未完でもいいのだ

著者等紹介

奥泉光[オクイズミヒカル]
1956年山形県生まれ。国際基督教大学大学院博士前期課程修了。86年「すばる」に「地の鳥天の魚群」を発表しデビュー。93年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、94年「石の来歴」で芥川賞、2009年『神器』で野間文芸賞、14年『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

62
文学作品(小説)との自由な向き合いかたを教えてくれる本。『それから』の解釈は目からうろこでした。2018/05/28

ましゃ

49
漱石入門決定版。漱石さんって意外とお茶目。「吾輩は猫である。名前はまだない」という有名な文章を書いている通り、自分の飼っている猫に名前は無い。ところが、知人からもらい受けた子犬には「ヘクトー」(ホメロスによる長編叙事詩『イーリアス』に出てくる勇将「ヘクトール」のこと)と名付け溺愛している。まさかの犬派⁈文豪夏目漱石のイメージが変わる事間違いなしです。教科書に載ってるからって小難しく考える必要は無い。新聞の連載小説なんだから気楽に読めばいい。「小説の面白さというのは自分で作るものだ」漱石、読んでみるか‼︎2018/05/16

yumiha

45
大文豪を「読んじゃえば?」という軽~いノリのタイトルと表紙なのは、もともとが「14歳の世渡り術」シリーズで中学生がターゲットだったからか?でも内容は、おばさんにとっても興味深く、読み落としていた箇所や思いがけなかった意外な視点などを次々と提起してくれる。たとえば、『草枕』はアートとして読む、なんて全く思い至らなかった。少女時代に読んだからもういいと思っていた『吾輩は猫…』『坊っちゃん』なども、底に流れる淋しさに全く気付いていなかったので、機会があれば再読したい。2021/06/08

ころこ

39
子供向けに書かれていますが、得てしてこういう本に収穫があります。「小説にとって一番大事なのはストーリーじゃない。君たちはストーリーを読むことが小説を読むことだと思っているかもしれないけど、そうじゃない。」難解な文学書には到底書かれないような真理というか、本を読む根源的な動機を何に持っているかを改めて自らに問うことができます。他にも「小説とは、読むことで読者それぞれが面白さをつくりだしていく」とあり、「文学とは何か」の類の本を読むのであれば、本書に何らかの発見をみつけることの方が容易いはずです。2020/03/02

ココロココ

24
今年は、最低でも1冊は夏目漱石の作品を読もうと思ったので、手にとってみた。 読み終わって確認したところ、単行本も読みたい本に登録していた。結局手にしたのは文庫の方。 夏目漱石は、まだ1作も読んでないが、この本を読んだら、全部読みたくなった。 ひとまず、『坊っちゃん』と『こころ』を積んでいるので、『坊っちゃん』を読もうと思う。2018/05/30

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