河出文庫<br> 海鰻荘奇談―香山滋傑作選

個数:
  • ポイントキャンペーン

河出文庫
海鰻荘奇談―香山滋傑作選

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 06時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309415789
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ゴジラ原作者としても有名な幻想・推理小説の名手・香山滋の傑作選。第1回探偵作家クラブ新人賞受賞の表題作他、怪奇絢爛全10編。

内容説明

「ゴジラ」原作者としても有名な、異色の探偵作家・香山滋の代表的な傑作を厳選した作品集。後に「ゴジラ」に結実する空想科学ものの原点にしてデビュー作「オラン・ペンデクの復讐」、第一回探偵作家クラブ賞新人賞を受賞した極彩色の妖夢譚「海鰻荘奇談」他、幻想怪奇、秘境のロマン、エロティシズムに彩られた全十編。

著者等紹介

香山滋[カヤマシゲル]
1904年、東京生まれ。法政大学経済学部を中退して大蔵省に勤務。47年、「オラン・ペンデクの復讐」を「宝石」に発表。翌年、「海鰻荘奇談」で第1回探偵作家クラブ賞新人賞を受賞。その後、大蔵省を辞めて作家活動に専念。幻想怪奇、秘境冒険ものの第一人者で、「ゴジラ」の原作者としても知られる。1975年没

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経て、SF・ミステリ評論家、フリー編集者として活動。2005年、編著『天城一の密室犯罪学教程』で第5回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空猫

24
【ミステリで読む戦後史】『海鰻荘奇談』目当てで。ゴジラの原作者なので、もっと社会風刺が利いているかと思ったが、元は怪奇小説作家だそうで。科学的にはあり得ない設定だけど、昭和の香り満載のエロさとおどろおどろした雰囲気を堪能できる短編集。敗戦直後の閉塞した社会が背景にあると「…戦後史」にあった。なるほど。2020/02/03

そふぃあ

23
『ゴジラSP』が放映されているので、ゴジラ原作者の著作である本書を棚から引っ張り出してきた。SFというよりは怪奇幻想的な色が強く、それが未確認生物や古生物の蠱惑的な魅力と合わさって、ぞくぞくするような趣があった。 「海鰻荘奇談」「海鰻荘後日譚」は、エロティシズムと海洋生物の妖しい恐ろしさが妖艶な傑作。2021/04/30

じゅむろりん

19
「ゴジラ」原作者がこんな幻想怪奇ものを書いていたなんて!パノラマ島綺譚を彷彿させる妖しく中毒性のある世界観がたまりません。太古の秘境・隔絶された環境と現代の人間模様と愛欲が入り交じり,まったく古さを感じません。お気に入りは「海鰻荘二部作」「月ぞ悪魔」です。他の作品も読んでみたくなりました。2019/07/23

凛風(積ん読消化中)

11
以前、文豪ノ怪談シリーズに収められていた『月ぞ悪魔』が気に入って、同じ作者のものを、と買った本。短編10編を収める。さすが『ゴジラ』の原作者だけあって、10編中8編に、未知の生物が出て来る。『奇談』のタイトル通り、妖しい物語が続く。まさに、昭和の白黒テレビで見る円谷プロの雰囲気そのままで、私の世代の人間にはとても懐かしい匂いがする。登場人物のセリフまで、昔の映画のピッチの高い声で、脳内再生されてしまう。そんなアレコレがあるから楽しめるが、現代の読者にはどう届くのだろうか?2021/05/29

SAT(M)

5
ゴジラ原作者とデカデカと帯にあったら特撮好きとしては手に取らざるを得ないじゃないか!乱歩的な怪奇要素+未知の古生物のようなゴジラみを感じる要素 という作品が多かったです。良く言えば昔の特撮映画のような“一大スペクタクル”、悪く言えば広げた大風呂敷を片付けないで終わる、といった印象でした。比較的構成のまとまっている「蠟燭売り」がマイベスト。「世の中夢がなくなった」といって断筆しているとのことで、無邪気な想像力が創作の根底にあったようです。ゴジラ→核→時代の空気の仮託というイメージと少し違ったのが意外でした。2023/10/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12391156
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。