出版社内容情報
“葬式マニアの美人助手&柳田國男信者の落ちめ教授”のインテリコンビが、葬送儀礼への愛で事件を解決する新感覚”ミステリー!!
内容説明
葬送儀礼の研究に人生を捧げる美人大学院生・鬼木場あまね。一方、彼女の指導教員である民族学教授・福満は、行き詰まった研究の代わりに、結婚に活路を見出そうと婚活に励んでいた。ある日、あまねの秘密を知った福満は、彼女を結婚相手として急に意識するように。そんな中、二人はある殺人事件の葬儀に参加することになり…。
著者等紹介
吉川英梨[ヨシカワエリ]
1977年埼玉県生まれ。米テンプル大学日本校教養学部政治学科中退。出版社に勤務したのちアメリカへの語学留学、インドでの国際協力活動を経て帰国。『私の結婚に関する予言38』にて「第3回日本ラブストーリー大賞」のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりこんぐ🐤
48
葬送学を使ってのミステリ。活躍するのは助手のあまねさんで、教授は何一つ役に立ってなかった(-.-;) どころか、キャラばかり強烈で、迷走しっぱなし。いつもの吉川さんを期待して読むと、、アララなやつかな【積読50】2020/07/25
ゆう
30
友引以外は常に喪服を着ている自称葬送学者の大学院生鬼木場あまね。葬送儀礼は地域によって違うっていうのは知っていたけど、本当に色々あるのね。葬儀にどんどん参加して色々やるのかと思っていたけどそうじゃなかったか。あまねの指導教員も変わり者で面白いキャラになりそうだけど、あまねの方がインパクトが強く。タイトルがあまねを指してるからまぁそれでもいいのかな。これはなんだかシリーズ化しそうな終わり方。2017/11/11
チロ子
28
葬送儀礼を研究してる美人ヒロインと婚活に励んでる変人教授。短編になっていて、メインがヒロインで、意外にも教授はほぼ活躍が無く婚活を追い空振る残念イケメンでした(笑) 葬送儀礼が使われるミステリーはよく出来ていて、新鮮でとても面白く良かったです。ただ、独身をディスりまくったり、偶然知り合いの出産を見てしまい、トラウマになるシーンはいたかな?濃いキャラを詰め込みすぎたせいか、「なにこの人・・・💧」って発言者が多かったのが不愉快でした。リアルにいたら嫌われるわ・・・って思いました!!2020/04/01
kei@名古屋
21
設定は面白いがキャラ本だなぁ。主役の二人がキャラ立ちしすぎてて設定が生かせてない気がするのは私の読み込みが足りないからだろうか?葬送の儀式儀礼は面白いし土着の風習や神仏とはまた違った日本の宗教観があるから面白い分野である事は面白いが、普段から喪服は死ぬのを待っているだけにしか見えないのが悲しい所かなと思う所存です。うむ2017/11/29
きょん
16
考えてもみなかった葬送儀礼というものに地域性や時代での違いがあるのは面白かった。いつも喪服の研究バカな美人大学院生は良いんだけど、その指導教授が仕事はしないし人間的な魅力もなくて残念。2017/11/09