出版社内容情報
没後十年を迎えた臨床心理学者河合先生の遺したエッセイ、講演、インタビュー集。こころの育み方の実際的なヒント満載。
河合 隼雄[カワイ ハヤオ]
内容説明
これからは父親の出番。“教師の力”いま、求められるもの。やらねばならないことは好きになってみせる…等々、もっとも実績を遺し、慕われたユング派臨床心理学者・河合隼雄の、のこされた人たちに伝える十四のラスト・メッセージ。弱った心をなんとかしたい、現代社会への処方箋。
目次
未来への記憶のつづき
アイデンティティの深化
子どもの心と現代の家庭
これからは父親の出番
日本の教育の底にあるもの
“教師の力”いま、求められるもの
やらねばならないことは好きになってみせる
こころの自然破壊を防ぐ
夢の中の「私」
私の養生術
日本の心と文化
かくて「般若心経」は、現代人の心を癒す
現代人と宗教―無宗教としての宗教
音とこころ
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年、兵庫県生まれ。心理療法家。京都大学理学部卒業後、高校教師になるが、教育問題を契機に心理学を志し、京都大学大学院、アメリカのカリフォルニア大学で臨床心理学を学び、62年にはスイス・チューリッヒのユング研究所に留学。日本人としてはじめてユング派分析家の資格を得る。75年から京都大学教授、95年から国際日本文化研究センター所長などを歴任。2002年、文化庁長官(~07年)。紫綬褒章受章、文化功労者顕彰。2007年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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