河出文庫<br> ヰタ・マキニカリス

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河出文庫
ヰタ・マキニカリス

  • 稲垣 足穂【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 446p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309415000
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

足穂が放浪生活でも原稿を手放さなかった奇跡の書物が、文庫として初めて1冊になった。 恩田陸、長野まゆみ、星野智幸各氏絶賛!

稲垣 足穂[イナガキ タルホ]
19001977 大阪生まれ。キカイ、飛行機、星と月を愛し、宇宙論、A感覚を語る「エッセイ的小説、小説的エッセイ」は三島由紀夫をして「昭和文学のもっとも微妙な花の一つ」と言わしめた。

内容説明

ヰタとは生命、マキニカリスはマシーン、機械、からくりつまり宇宙博覧会の機械館だというほどの意味です。…ヰタ・マキニカリスの理想は、少年少女の結合の上に生れる新文明、コバルト色の虚無主義です(稲垣足穂)―足穂が放浪生活でも原稿を手放さなかった奇跡の書物が、文庫で初めて一冊になった。恩田陸、長野まゆみ、星野智幸各氏推薦!「21世紀タルホスコープ」第1弾。

著者等紹介

稲垣足穂[イナガキタルホ]
1900年‐1977年。大阪生まれ。佐藤春夫に“一千一秒物語”を送って知遇を得、横光利一にも評価されるが、佐藤と袂を分かって文壇を離れ、放浪生活に入る。のちに三島由紀夫、澁澤龍彦らによって再評価され、その後も作家をはじめ熱狂的愛読者が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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うめ

26
和製千夜一夜物語。著者である足穂の歩みとともに進化し続け、そして今後は読み手の夢の中で進化し続ける物語。幻想的で美しいイメージの数々(和製スチームパンクと言っても良いかも)に想像がオーバーヒートするかのよう。多感な十代の頃ならばその世界にどっぷり浸かれたかもしれないが、今の年齢ではめくるめく幻想に当てられてしまって、少しずつ読み進めることしかできなかった。幻想や耽美に浸りたいときに気ままにページをめくりたい。タルホスコープとは言い得て妙で、豪華絢爛な万華鏡を覗く心地がした。2018/08/28

那由多

15
心惹かれる言葉の連なりに誘われ、空想の産物から足穂の見た夢を覗き見したかのよう。たくさんの小さな天体が披露するのは泡沫だろうか。2021/09/19

ジュンコ

11
タルホスコープ。コバルト色の虚無主義。足穂の感覚を楽しむ読書。2018/10/17

駒子

7
幻想的でうっとりするような短編集。天体、飛行機、キネマ、少年など稲垣足穂の好むモチーフがちりばめられ、不思議な世界に夢中になって読んだ。特に「星を売る人」の、星の味わい方の素敵なことといったら。「黄漠奇聞」「星を造る人」「リビアの月夜」が好き。2016/12/30

ふくしんづけ

5
気鋭にして最先端、そして難解。理解しようと努めてもすり抜ける。当たり前だ。空について、宇宙について、語っているのだから。飛行機を造り、宙への探求を志す者が男性ならば、飛行機そのものもまた男性であり、宇宙とは女性性の象徴とは捉えられぬだろうか。男にとって、女とは尽きることない探究心を突き動かされる果てなき宇宙である。当然だ。当たり前こそが、この宇宙の摂理なのだから。その言葉の元に帰結してしまう世界で、その理由を求めて生きている。2019/12/29

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