出版社内容情報
大河ドラマ主人公。桶狭間の戦い後、女城主として井伊家が徳川譜代を代表する存在となる礎を築いた次郎法師直虎の生涯を描く傑作小説
楠木 誠一郎[クスノキ セイイチロウ]
1960年生まれ。作家。「名探偵夏目漱石の事件簿」で日本文芸家クラブ大賞受賞。
内容説明
戦国大名のはざまに生きる遠江の国人領主の一人娘に生まれ、幼くして許婚との別離に遭遇。出家を決断するが、その後も一族の男系を次々と失うと、男の名に改めて城主の道を選ぶ。お家存亡のなか、許婚の遺児を育て、乱世の覇者と見た徳川家康のもとに出仕を果たす。井伊家を再興し、大大名に押し上げた女城主の波瀾の生涯を描く歴史小説。
著者等紹介
楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県生まれ。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jiemon
1
別の直虎の本「剣と紅」では、直虎の持つ不思議な予知能力が脚色として使われていたが、そう言う超自然的な力のことは排除して史実を把握したく、本書を手に取った。戦国の世にあって一地方の豪族の資料は少ないと見えて、諸説ある中のこれこれを採用したとの断り書きがところどころに記載あり。NHK大河の素材としては、井伊家からみた戦国時代と言うことになり、それはそれで興味深い構成が出来る事と期待する。それにしても武家の男子が次から次へと戦争、謀殺で死んでゆくのは何も井伊家だけが特別な訳じゃなかったんだろうね。2017/01/05
lionne
0
史料がないのよく分かる。ある意味、伝説(伝承)上の人物と捉えるべきかな。徳川家康に仕えた井伊直政は確かに存在したのだろう。その出自が、実は曖昧で…とか。江戸時代には、井伊谷との関係が無くなっているわけで。実のところ井伊谷とは関係ない人なんじゃない?直政、って思い始めてる。2017/04/20
ストレスフル
0
井伊直虎とタイトルをつけるには浅すぎな気がします。2017/03/04
さらちゃん
0
原作なんだろうけど、少し萎える。 「かたづの」はかっこよかったけど 星二つ2016/10/21