出版社内容情報
幻の名著の初文庫化。愛情溢れる観察。ネコのかわいらしさが余すところなく伝わり、頬が緩みます。新字新仮名で読みやすく。
石田 孫太郎[イシダ マゴタロウ]
1874ー1936 養蚕研究家。本書『猫』はネコ愛にあふれる、日本初の画期的な研究書。
内容説明
日本近代の、記念すべき最初の本格的な猫研究書。該博な知識と愛情あふれる鋭い観察によって、初めて著された瞠目の猫大全。猫のかわいらしさが余すところなくこぼれ出る。猫の日常生活・猫辞典・猫の帰らぬ時の心得…など。幻の名著の、待望久しい初文庫化を新字新仮名で。
目次
第1章 猫
第2章 猫の日常生活
第3章 猫の智情意
第4章 猫の実用
第5章 猫の美談
第6章 猫に関する重大なる伝説
第7章 猫辞典
第8章 猫の帰らぬ時の心得
第9章 猫と俳句の宗匠
絶筆 虎猫平太郎―小仏山人(石田孫太郎)
著者等紹介
石田孫太郎[イシダマゴタロウ]
1874年生まれ。養蚕研究家。養蚕研究のかたわら、猫に対するありあまる愛と情熱を注ぎ、最初の随想風百科全書ともいえる『猫』を著した、猫研究の泰斗。1936年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コノヒト
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猫がまだ本格的な捕鼠器としての役割りを果たしていた頃に書かれた。明治時代の文章だから人によっては読みにくいと感じることもありそうだけれども、私はこの大まじめに書かれた時代掛かった文章が一種のパロディみたいに思えて、面白く読んだ。民俗学的アプローチの部分が私は好きだ。2016/10/27
猫亭
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新字新仮名でも文章読むのはキツかった2016/10/03
うののさらら
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猫の色彩感覚等今読むと「?」になるところもあるが、猫の特徴から猫に関する俳句を集めてみたり明治43年にでたものとは思えないくらい猫愛にあふれていると思う。2016/07/27