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河出文庫
S先生の言葉―山田太一エッセイ・コレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309414089
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

名作テレビドラマを描き続けた脚本家が折に触れ発表してきたエッセイを厳選しておくる「山田太一エッセイ・コレクション」第1弾。

内容説明

「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」…名作テレビドラマの数々を送り続けた脚本家は、折にふれ、思いや記憶を書き留めてきた。忘れえぬ人、心に残る言葉、家族、戦後日本。頁をめくれば哀愁を帯び色気を放ち、大切な何かがよみがえる。山田太一エッセイ・コレクション第1弾。

目次

1(S先生の言葉;ある少年の思い出 ほか)
2(柔らかい思い出;私が小説を書き始めたころ ほか)
3(美しい侍の死;木下惠介さんのこと ほか)
4(咳払い;家の中の橋 ほか)
5(断念するということ―アンソロジー『生きるかなしみ』編者のことば;「土の性」からの脱出―アンソロジー『不思議な世界』編者のことば ほか)

著者等紹介

山田太一[ヤマダタイチ]
1934年、東京浅草生まれ。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所入社。演出部で木下惠介監督の助監督に。65年、脚本家として独立、「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」など数多くの名作テレビドラマを手がける。88年、長編小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞、2014年、エッセイ集『月日の残像』で小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

45
1970年代から2000年代にかけての随筆集。今なお根強い人気を誇るドラマ同様、まったくぶれていない山田さんの視座に改めて感服します。敗者への優しい眼差しのように見えて、実は人生に対する諦観であったり。読み返すたびにこちらの感想が変わってくるのも、不思議です。2017/01/30

toshi

7
エッセイ集。 何箇所か「なるほど!」と思うようなところもあるけれど、全体的にはつまらない。 映画やドラマには一切興味がないということを差し引いても、私とは合わないみたい。2016/02/29

おはなさん

4
昔読んだ山田太一。図書館で借りて読んだ。「抜き書きのすすめ」学生時代に始めた抜き書きを、今でもたまに手帳にやっている。「大学に入ったころから、私は読んだ本の抜き書きをするようになった。就職をすると量は減ったが、それでも退職してテレビライターになって数年たつまではなんとか続けていた。やめたのは手が痛くなったからである」わかるわかる。でも後で読み返すとなんかいいのです。2022/05/05

きみー

3
河出から出ているもう一冊のエッセイよりも、面白い、興味深い文書が多かったです。「私たちは少し、この世界にも他人にも自分にも期待しすぎてはいないだろうか?」という一文にひかれます。「抜き書きのすすめ」にあるように、手で印象に残った文章を写すこと、またやろうかしら。 「妻への手紙」「炎の夢」「尾行車」など短いエッセイの中に詰め込まれた思いの複雑さが面白いです。2016/05/13

さや

3
山田太一さんの感受性に惹かれ購入。このエッセイ集を通して感じたことは山田太一さんは中途半端な想像力に対して傲慢さを感じていることだ。例えば連続殺人魔などのニュースを見て自分にもこういう部分があると考えることに対してだ。自分には理解出来ないものがあるというおそれの大切さ。それらは私にも刺さるもので、想像する力を高めなければと感じた。2016/01/02

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