出版社内容情報
山窩小説界で完結した唯一の長篇時代小説。由井正雪の慶安事件の背景に迫る、気宇壮大、雄渾のサンカ小説が初めて文庫に。
【著者紹介】
1916年生まれ。時代小説家。作品に、『あかんべえ侍』『修羅乙女』『剣聖秘聞』『艶筆好色一代女』など。
内容説明
元和偃武後も、徳川幕府はいまだ浪人問題という大きな社会不安を抱えていた。由井正雪の叛乱・慶安事変の終束で、徳川の世も落ち着いたかに見えたが、事変から二十年、正雪を機軸に、三州で不穏な動きが―。時代の背景に身を隠しつつ、時代を大きく動かすサンカを描く、画期的な異色の伝奇時代巨編。
著者等紹介
水上準也［ミズカミジュンヤ］
１９１６年生まれ。時代小説家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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