出版社内容情報
書き方から実例まで、手紙の名編を集めた珠玉のアンソロジー。家族、友人……心に届く手紙の極意を、言葉の達人たちが教えます。
内容説明
日本最古の手紙は奈良時代のもので、以来、日本人は私信からビジネス文書まで、多くの手紙を書き続けてきた。電子メールが日常化した現在も、手紙は重要なコミュニケーション手段である。古くから伝わる手紙の書き方から、友人や家族や恋人へ宛てた文人たちの実例までをまとめた、現代日本人必読の珠玉のアンソロジー。
目次
手紙の文章(河盛好蔵)
恋文について(吉行淳之介)
手紙―模範文例“対談”(谷川俊太郎;多田道太郎)
手紙文を考える―現代人と手紙(佐佐木幸綱)
獄窓からの輝き―ある死刑囚の手紙(加賀乙彦)
恋文にあらわれる怖ろしい真実(大庭みな子)
三島由紀夫レター教室(三島由紀夫)
日本文学の中の手紙(久保田淳)
手紙について(福永武彦)
手紙の歴史(小松茂美)
短い手紙のいろいろ(扇谷正造)
文章表現の公式集(速水博司)
魅力ある手紙の数々―著名人の書簡から
さまざまな時候の挨拶・十二ヶ月
手紙の書き方―書簡文範(抄)(樋口一葉)