河出文庫<br> 戦後史入門

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河出文庫
戦後史入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309413822
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0121

出版社内容情報

占領、55年体制、高度経済成長、バブル、沖縄や在日コリアンから見た戦後、そして今――「戦後」を学ぶには、まずこの一冊から!

【著者紹介】
1951年、大阪市生まれ。日本女子大学人間社会学部教授(近現代日本史)。『近現代日本史と歴史学』『「戦争経験」の戦後史』『大正デモクラシー』『〈歴史〉はいかに語られるか』など。

内容説明

「戦後」を学ぶには、まずこの一冊から!占領、55年体制、高度経済成長、バブル、沖縄や在日コリアンから見た戦後、日米関係…これだけは知っておきたい重要ポイントを平易にレクチャー。「歴史とは何か」を考えつつ、“いま”がわかる入門書の決定版。

目次

第1章 戦争に負けてどうなった?占領の話(あの戦争を何と呼ぶ?;敗戦?終戦? ほか)
第2章 知ってる?「55年体制」って何?(君は『三丁目の夕日』を観たか;1958年―失われゆく記憶の世界 ほか)
第3章 経済大国?それっていつのこと?(あのころの経済の話をしよう;日本を改造? ほか)
第4章 「もうひとつの」戦後日本を見てみよう(「沖縄」の歴史から戦後を見てみよう;年表のつくられ方からちがう ほか)
第5章 歴史は生きている これからの日本(戦後が終わらない?;「ベルリンの壁」崩壊が意味するもの ほか)
第6章 歴史はひとつではないが、なんでもありでもない(歴史になるまで;歴史になってから ほか)
補章 「戦後」も70年たった…(「戦後70年」…;何が問われている? ほか)

著者等紹介

成田龍一[ナリタリュウイチ]
1951年、大阪市生まれ。日本女子大学人間社会学部教授。専攻は近現代日本史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

33
歴史も記憶もかつては生きる知恵だった。それが歴史はだんだんとかけ離れて単なる知識になってしまった。この言葉を重く受け止めました。そもそも歴史はいまの時点から考える。しがし、いまは動いており、いま当たり前のことがどんどん移り変わっていく。敗戦占領の後、高度成長があり、オイルショックなどの揺らぎを経て、冷戦とともに戦後は終わった。いつまでもこのステレオタイプの戦後史ではいられないということですね。沖縄、在日コリアン、さまざまな視点から歴史を見ることをこれからも心がけたい。再読でした。2017/11/10

おさむ

24
歴史は決まってしまったことではなく、語る人の解釈によって違ってくる。そして、常に「いま」を説明するために考えられている。戦後70年の今年、アタマの体操にぴったりの本でした。キャロル・グラック曰く、日本ほど「戦後」が長く続いている国はないとのこと。とはいえ、そろそろ地に足のついた歴史観によって再考すべき時なのかもしれません。2015/07/15

かんがく

15
タイトル通りの戦後史の概説書では全く無い。むしろ、戦後史を題材に選んだ「歴史学入門」と言った方が適しているであろう。平易な語り口と充実した注釈で中高生にも十分理解ができる構成になっているが、終戦の日、在日コリアン、沖縄など、内容は歴史の複眼的な捉え方について深く学べるものになっている。歴史とは教科書に載っている項目であるかという問いかけから始まり、一般的に持たれている歴史イメージを崩し、現代の問題にまで繋げていく書き方は見事。歴史初学者に読んでほしい一冊。2020/04/16

14
政治もよく分かってないし特に近現代史理解してないな…と思い、手に取った。戦後史の一番基本的なワードを出しながらおさらいしつつ、歴史学の入り口へ導いてくれる。もともと中学生のために書かれた本ということで、表現も話の進む速度もゆっくり易しくて最初の一冊に選んでとてもよかった。作者、ALWAYS三丁目の夕日めっちゃ嫌いなんだろうなと思った。2022/05/15

またの名

10
コロナ後に移りもはや終わったのかまだ判らない戦後への、入門。米軍により強制的に始まったかのような戦後の転換さえも反東條英機派が既に主導権を奪って、敗戦は確定で下手すると革命が起きると天皇に訴え(米軍占領よりも革命が怖くて)8月以前から戦時体制終結に動いてた等と、歴史の見方が視点次第なことを示す。今日ダメでも明日はきっと良くなる世代の感覚が培われた理由の、歴史的な解明も面白い。もはや戦後を終わらせたい派が必死になっても自分達で戦後体制の核たる日米安保を延命させ続けるので終わらない、という解釈の皮肉さがツボ。2022/01/05

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