出版社内容情報
成功に輝く日本近代の150年は過去となった。いま日本人はどう生きるべきか。その答えを探すため、貧しても鈍する前に、本を読む。
【著者紹介】
1948年東京生。東大文学部国文科卒。イラストレーターを経て77年『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞して作家デビュー。主著に『桃尻語訳枕草子』『窯変源氏物語』『小林秀雄の恵み』がある。
内容説明
「思想性ゼロ」の国・日本は、二十世紀後半に貿易戦争に勝利し、一億総中流を実現させた。だが、ペリーの黒船来航に始まる近代百五十年の成功体験はもはや過去となり、不景気が当たり前になってしまった。いま日本人のなすべきことは?―貧しても、鈍する前に、本を読め。橋本治がすべての現代日本人におくる救国の書。
目次
第1章 この不況はどのような不況なのか?(解決は困難だが、解明はそう困難ではない大不況;この大不況はどのように収束されるのか?)
第2章 人類の折り返し点(黒船にやって来られた国の考え方;経済は永遠に発展しうるのか?;歴史はもう停止しているかもしれない;日本と世界の不思議な関係)
終章 「本を読む」ということ(役に立たない「本書のまとめ」;「本を読む」ということ)
著者等紹介
橋本治[ハシモトオサム]
1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。イラストレーターを経て、77年、小説『桃尻娘』を発表。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。96年、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年、『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
あまね
阿部義彦
(*>∀<)ノ))★
うえ