河出文庫<br> 憤死

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河出文庫
憤死

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  • サイズ 文庫判/ページ数 185p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309413549
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

綿矢りさが贈る、とびきりの世にも奇妙な物語。「ほとんど私の理想そのものの「怖い話」なのである。ーー森見登美彦氏(解説)」

【著者紹介】
1984年京都府生まれ。 2001年『インストール』で文藝賞を受賞しデビュー。04年『蹴りたい背中』で 芥川賞を史上最年少で、12年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞を受賞。他の著書に『夢を与える』など。

内容説明

自殺未遂をしたと噂される、小中学校時代の女友達。興味本位で病室を訪れた私は、彼女が自宅のバルコニーから飛び降りた驚きの真相を聞く…表題作のほか、「おとな」「トイレの懺悔室」「人生ゲーム」を収めた、綿矢りさによる世にも奇妙な物語。

著者等紹介

綿矢りさ[ワタヤリサ]
1984年、京都府生まれ。2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞し、デビュー。2004年『蹴りたい背中』で芥川賞を史上最年少・19歳で受賞。2012年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

153
『憤死とはどのような死に方だろう』と考えを巡らせる主人公。そんな主人公の身近に起こったある出来事をきっかけに『憤死』という言葉の意味を感じ入るその結末。そんな長短が極端な4編の作品から構成されるこの作品。人生の奥深さを感じる豊潤な余韻が残るこの作品。読書の短い時間の中でいろんなことを考えさせてくれたこの作品。それは、人生ってそうだね、そうだよね、そんなものかもしれないね、という思いに包まれるその作品世界。「憤死」という一見ギョッ!とする書名の中に綴られる、とても印象深く、そして読み応えのある逸品でした。 2021/02/09

takaC

107
読解力が求められる「こわい話」って・・・2017/10/18

にいにい

104
綿矢りささん、かなり昔に「蹴りたい背中」を読んで以来だな。読メにも登録してない。今回は、怖い話ということで手に取った一冊。この怖さいいなぁ。好きなタイプの怖さ満載の短篇4話。「おとな」「トイレの懺悔室」のじわっとする感じ。「憤死」は、ためになった。本当に憤死はあり得ると信じれた。最も、気に入ったのは、「人生ゲーム」。本当に幸せな人生って何かな?。悩みや他愛無いことを共有できる聞き手は誰か?。深い......。綿矢さんの作風って、こんな風だったかな。目から鱗の作品。読んで良かった。2015/04/01

黒瀬 木綿希(ゆうき)

98
『ほかのどんなことは忘れても、おぼえていますよ』収録されている四編はいずれも、どこかがおかしく、ゾッとするのだがホラー小説ではない。不思議である。表題作『憤死』は自殺未遂をした佳穂の理解しがたい怒り方。『トイレの懺悔室』で主人公に許しを乞う同級生。『人生ゲーム』に現れた高校生の兄貴。『おとな』で語るりさちゃん。まるで全てが夢オチのようで、間違いなくそこに存在した現実。これは紛れもなく、怖い話だ。2019/10/28

ままこ

96
端正な文章で綴られるゾクっとする4つの短編集。「おとな」“うひゃっ”森見さんの解説をそのまま引用したい。「トイレの懺悔」少年時代のノスタルジックな思い出から一転、ラスト完全なるホラー。「憤死」引きがある冒頭。尊大な態度も、あそこまで振り切っているとかえって清々しいな。ラストのシュールな一文も面白い。「人生ゲーム」あの出会いからこう繋がっていくのか…。可愛らしい表紙からは、想像つかない世界が広がっている。繊細で残酷な奥深いホラーを堪能。2022/10/03

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