河出文庫<br> 〓(どう)―selected lectures 2009‐2014

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河出文庫
〓(どう)―selected lectures 2009‐2014

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309413518
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0110

出版社内容情報

『アナレクタ』から筆者が単独で行った講演のみ再編集し、新たに二〇一四年秋に行われた講演を付した、文字通りのヴェリー・ベスト。

【著者紹介】
1973年青森県生。哲学者・理論宗教学者・作家。東京大学文学部卒業、同博士課程修了、博士(文学)。主な著書に『定本 夜戦と永遠』(上・下)『切りとれ、あの祈る手を』『九夏前夜』『踊れわれわれの夜を、そして世界に朝を迎えよ』他多数。

内容説明

この災厄と恐慌と蜂起の日々に、佐々木中は動揺も沈みもしなかった。『アナレクタ・シリーズ』の四冊から筆者が単独で行った講演のみ再編集文庫化し、新たに二〇一四年秋に行われた講演「失敗せる革命よ知と熱狂を撤け」を付した、文字通りのヴェリー・ベスト。

目次

自己の死をいかに死ぬか
歓び、われわが居ない世界の―“大学の夜”の記録
「夜の底で耳を澄ます」(二〇一一年二月六日、京都Mediashopにおける講演)を要約する十二の基本的な註記
砕かれた大地に、ひとつの場処を―紀伊國屋じんぶん大賞2010受賞記念講演「前夜はいま」の記録
屈辱ではなく恥辱を―革命と民主制について―二〇一一年四月二八日、地下大学での発言
変革へ、この熾烈なる無力を―二〇一一年一一月一七日、福岡講演によるテクスト
「われらの正気を生き延びる道を教えよ」(二〇一一年一二月八日、京都精華大学における講演)を要約する二十一の基本的な註記
失敗せる革命よ知と熱狂を撤け―京都精華大学人文学部再編記念講演会「人文学の逆襲」の記録

著者等紹介

佐々木中[ササキアタル]
1973年青森県生。作家、哲学者。東京大学文学部思想文化学科卒業、東京大学大学院人文社会研究系基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。博士(文学)。専攻は哲学、現代思想、理論宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

54
佐々木中の講演録。いい本である。元気が出る。より良い事を考えてこそ思想家なのだと思わせる。2009年から2014年のものなので、合間で東日本大震災が挟まる。当然講演でも触れているのだが、当時から今にいたるまでボンヤリな私は、今頃になって改めて原発反対である。この本も一度読んだだけでは汲めども尽きぬ知の泉で、読後すぐに読み返したくなる本である。いつもいじくっているスマホを邪魔に思わせる本はまだまだこの世にあるのである。この講演当時は「偉大」と評していた坂口安吾のテクストを、佐々木中はのちに乗り越える。圧倒。2020/10/16

ndj.

16
「絶対に屈辱からは革命は起きない。反動、暴力、差別、そして現状追認と諦めしか起きない。革命を起こすのは常に恥辱である。」自分がそうであるところのものに対する恥辱、こんな国であることを赦してしまっているという恥辱。本書のハイライトは個人的にはここだろうか。詩的な表現でこうまで見事にたたみかけられると煽られるなというほうが無理だ。無意味と無根拠の果てにそれでも、と立ち上がる著者に遅れないよう。若干のきな臭さには注意をはらいつつ。2017/02/06

らじとり

11
「夜戦と永遠』の佐々木中さんが近年おこなった講演をコンパイルした一冊。藝術、を人が生きるために必要なあらゆるレベルの構造物を読み替えつくり直す技藝と定義し、藝術による革命を説いた一流のアジテーション、「歓び、われわれがいない世界の」にはくらった。あらゆる構造は変革しうるということ、それは藝術によって成しうるということ。既存の体制に反逆しているようにみえ、そのじつ体制への甘えでしかない「無意味」や「ナンセンス」を叫ぶアートなんて問題じゃない。ニヒリズムに足を取られている場合じゃない。2016/08/01

Tenouji

9
久々の佐々木中氏。「アナレクタ」で読んだものもあったけど、やっぱりいい。何によって人間が行動を始めるのか。全てが相対化していく中で、何を拠り所とすべきか。2015/10/11

鳩羽

8
アナレクタ・シリーズのうち、著者が単独で行った講演を再編集し文庫化したもの。書かれていること、記録として残されていること、そこから導き出せることだけで分析、思考していくライブ感にやはりわくわくさせられる。その結果、どこにも行けず、何の分かりやすい答えも出ないことがほとんどだが、一瞬何かを垣間見たような、どこかへトリップしたような、そんなもどかしさも感じる。なぜか可愛らしさすら感じる表紙のやわらさ。対照的に、使われる言葉の衝撃的なこと。2015/02/28

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