河出文庫
藩と日本人―現代に生きる“お国柄”

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  • サイズ 文庫判/ページ数 229p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309413488
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0121

出版社内容情報

加賀、薩摩、津軽や岡山、庄内などの例から、藩支配がどのようにして<お国柄>を生むことになったのか、歴史的視点から考える。

【著者紹介】
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学。日本の思想・文化の研究に取り組む一方、広範な分野での執筆活動も行なう。

内容説明

多様な文化を生んだ“藩”という支配システムから、廃藩置県によって中央集権支配に変わり、均質化された近代国家へと歩みだした日本。だが、その文化や気質は、いまも“お国柄”として我々に引き継がれている。地域のあり方が見直される昨今、加賀、薩摩、津軽や岡山、庄内などの例から、藩単位の多様な文化を歴史から探る。

目次

第1章 お国柄と江戸時代の藩
第2章 織豊政権から藩の成立へ
第3章 地縁にもとづく藩、もとづかない藩
第4章 最大の藩、加賀一〇〇万石
第5章 岡山藩の藩政
第6章 庄内藩主・酒井家の指導力
第7章 古さと新しさを兼ね備えた薩摩藩
第8章 北の辺境、津軽藩と松前藩
第9章 廃藩置県がもたらしたもの

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。日本の思想・文化の研究に取り組む一方、広範な分野での執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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CTC

6
15年河出文庫、初出は99年PHP新書。著者は明治学院大の古代史、歴史哲学専攻の教授。表紙と帯はウンチク本のようで、とくに「お国柄」という言葉がケンミンショーの如き印象だが、さにあらず。著者は“県民性”を語る前提になる“藩”というものが、どんなもので、どのように当時そして今の我々に作用したかを考察している。例えば幕府が定めた大名の区分けに親藩・譜代・外様の別があるが、それと同様に“国持”・“準国主”・“城主”・“城主格”・“無城”の別があり、よく言われる国持大名のなかには一国を治めていない者もあった!等。2019/06/28

phmchb

4
( ..)φメモメモ「藩翰譜」新井白石2019/04/09

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