出版社内容情報
使い込んだ料理道具、女らしいコンパクト、旅先で見た景色、今は亡き人の言葉――生きることを支えてくれる「たからもの」について。
【著者紹介】
1922年東京生まれ。52年、パリでシャンソン歌手としてデビュー。各国の舞台に出演し、帰国後はエッセイストとしても活躍。『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(河出文庫)等著書多数。2010年逝去。
内容説明
よく使い込んだ料理道具、女らしい喜びを与えてくれるイヤリングやコンパクト、旅先で出会った忘れられぬ味や風景、大好きな歌、今は亡き人から貰った言葉―すべてが著者にとってのたからもの。石井さんが食べ、装い、働き、暮らすなかで慈しんできたものたちが、私たち自身にも無数にある「小さなたからもの」をいつしか照らし出す。真に豊かな珠玉のエッセイ
目次
ハンブルグの絵皿
お気に入りのフライパン
「鮭の冷製」用の皿と鍋
ミモザ。美しい名前、なつかしい花
すずらんの日
時計のしゃれっ気
マーラーの車
扇と私
私の好きなシャンソン
眠るために必要なもの〔ほか〕
著者等紹介
石井好子[イシイヨシコ]
1922年、東京生まれ。米国留学を経てフランスに渡り、51年、パリでシャンソン歌手としてデビュー。世界各国の舞台に出演し、帰国後は歌手、エッセイストとして活躍した。著者に料理エッセイの元祖ともいわれる『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞作)等。2010年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こばまり
これでいいのだ@ヘタレ女王
橘
hachi18
かすみ