出版社内容情報
2015年のNHK大河の主人公を描く唯一の小説。松陰の妹で、玄瑞に嫁した、幕末維新の長州に咲いた可憐な花の生涯。
【著者紹介】
1901ー1950 少年小説、少女小説からスタートした劇作家、小説家。作品に『痛める花』『美しき道』など。
内容説明
幕末の動乱を生きた長州の志士久坂玄瑞。その傍らに咲いた一輪の花、妻・文を描く、唯一とも言える長編評伝小説。大獄に散った高潔な兄・吉田松陰の薫陶を受け、弟子の玄瑞に嫁す。ともに暮らしたのはわずか二年だが、杖とし、柱とし、すべてであったと慕い、その死後も凛烈に生きた野菊のような生涯。
著者等紹介
田郷虎雄[タゴウトラオ]
1901年、長崎県生まれ。作家。小学校教諭を経て劇作の道に入り、さらに少年少女小説、一般小説へ。1950年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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