河出文庫<br> 私のプリニウス (新装版)

個数:

河出文庫
私のプリニウス (新装版)

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月16日 19時55分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309412887
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0195

出版社内容情報

古代ローマの博物学者プリニウスが書いた壮大にして奇想天外な『博物誌』全37巻。その驚天動地の世界に著者が案内する。新装版!

【著者紹介】
1928-87年。東京生まれ。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた。

内容説明

古代世界最大の自然誌事典『博物誌』全三七巻は、ローマの博物学者プリニウスが著した途方もない大百科事典だった。そこには、怪獣、毒草、宝石、昆虫、不思議な種族、宇宙など、プリニウスが伝聞するか、奇想天外な想像力で楽しんだ記述があふれている。澁澤龍彦はこの大著に魅せられて、幻想と想像の異世界へと私たちをいざなう。古代の驚異の世界を知るための名著。

目次

迷宮と日時計
エティオピアの怪獣
セックスと横隔膜
海ウサギと海の動物たち
薬草と毒草
カメレオンとサラマンドラ
琥珀
畸形人間

世界の不思議
磁石
鳥と風卵
アネモネとサフラン
頭足類
スカラべと蝉
宝石
誕生と死
地球と星
天変地異
真珠と珊瑚
香料

著者等紹介

澁澤龍彦[シブサワタツヒコ]
1928‐87年。東京生まれ。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絹恵

38
プリニウスの世界が不思議の国のアリスの世界だとするならば、それは斜に構えた見方こそ正しく楽しく触れられる視点なのではないかと感じます。プリニウスの語る皮肉を、皮肉で応える澁澤さんもまた幻想に嵌った一人でした。なぜなら"愛の反対は憎悪ではなく無関心"だから。その全ては"私のプリニウス"という呼び名に込めて。2014/11/22

マッキー

16
古代の人々の認識や発想ってとても面白いなと実感した。それは真実か嘘かということよりも、どれくらい現実から飛躍しているかを比べてみるのもまた一つの楽しみ方かもしれない。プリニウスの博物誌、現代だと全くあてにならないからフィクションとして楽しむのがいいかなぁ。2015/10/12

横浜中華街2024

15
1986年出版。ヤマザキマリの漫画版プリニウスで興味を持って何となく読んでみたが、すごく面白かった。内容は澁澤龍彦が全37巻におよぶ長大なプリニウスの「博物誌」を拾い読みして、その内容を逐一ツッコミまくるエッセイ。「博物誌」の記述は現在の視点からだと不正確であったりいい加減であったり空想の産物であったりが多いが、それを著者が「ホラ吹き」「まる写し」など辛辣な批判を浴びせながら紹介するところが面白い。2023/07/17

Koning

9
ということで澁澤による大プリニウスの博物誌案内。LoebとBudéだったらフランス語の方が得意そうな澁澤だとBudé一択かとおもったらどっちも使ってたんか!と驚いたり。ラテン語学習者であればこの本で興味を持った個所を読む事にするってのも手だと思う。宝石のとこしか読もうと思った事ないんすけどね(汗<堕落すぎる。しかし、細かいとこじゃ確かに突っ込みどころあるんだけど、やっぱり流石ですわ。うん。2014/05/15

mahiro

8
作者はプリニウスの荒唐無稽ぶりやアリストテレスからの引用を批判しながらそこがお気に入りな感じだ。子供の頃読んだシンドバッドのルフ鳥やダイヤモンドだらけの島などを思い出した。プリニウスの博物誌は未読だが、今よりずっと世界が広くて不思議だった時代の人の想像力には感心する。2017/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8015954
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。