出版社内容情報
1980年東京。大学に通うかたわらモデルを続ける由利。彼女の目から日本社会の豊かさとその終焉を見つめた、永遠の名作。
【著者紹介】
1956年、東京都生まれ。一橋大学法学部卒業。『なんとなく、クリスタル』で80年、文藝賞受賞。主著に『昔みたい』『サースティ』他多数。現在『文藝』で17年ぶりの小説となる『33年後のなんとなく、クリスタル』連載中。
内容説明
大学生でモデルの主人公・由利。バブル経済に沸く直前、一九八〇年の東京を「皮膚感覚」で生きる若い女性たちを描き、八〇年代以降の日本人の精神風土、そして「豊かさ」の終焉までを予見。膨大な「注」に彩られ、精緻で批評的な企みに満ちた、文藝賞受賞作。
著者等紹介
田中康夫[タナカヤスオ]
1956年、東京都生まれ。一橋大学法学部卒業。『なんとなく、クリスタル』で80年、文藝賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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