河出文庫<br> 旅と移動―鶴見俊輔コレクション〈3〉

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河出文庫
旅と移動―鶴見俊輔コレクション〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 449p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309412450
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0110

出版社内容情報

旅の方法、消えゆく歴史をたどる航跡、名もなき人びとの肖像、そして、自分史の中に浮かぶ旅の記憶……鶴見の新しい魅力を伝える思考

【著者紹介】
1922年生まれ。哲学者。 雑誌「思想の科学」発行の中核を担い、ベ平連など社会運動にも携わる。評論も多く、その対象は社会問題から小説、大衆芸術までと幅広い。『鶴見俊輔集』『鶴見俊輔書評集成』など。

内容説明

「スキマはなぜ大切か。スキマのあることによって、世界はよりよくおたがいに交通することができるようになるからだ」。歴史と国家のはざまを旅することから見える、開かれた世界。ジョン万次郎たちの旅の方法、消えゆく歴史をたどる航跡、旅で出会った名もなき人びとの肖像、そして、自分史の中に浮かぶ旅の記憶…。歩みのリズムから生じる思考の結晶。

目次

1 旅のはじまり(中浜万次郎―行動力にみちた海の男;暗黙の前提一束 ほか)
2 それぞれの土地を横切って(国の中のもうひとつの国;グアダルーペの聖母 ほか)
3 旅のなかの人(メデルの思い出;いわきのNさん ほか)
4 自分からさかのぼる(わたしが外人だったころ;水沢の人 ほか)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年生まれ。哲学者。雑誌「思想の科学」発行の中核を担い、べ平連など社会運動にも携わる。評論も多く、その対象は社会問題から小説、大衆芸術までと幅広い

黒川創[クロカワソウ]
1961年生まれ。作家。十代の頃から「思想の科学」に携わり、鶴見俊輔らとともに編集活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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サルビア

20
明日の読書会に向けて何とか読み終わりました。最初、ジョン万次郎の話から始まり、万次郎の話で終わりましたね。いやぁ長かった。読むのに一週間もかかってしまった。やはり、物語より読みにくいな〜。2015/08/28

壱萬弐仟縁

18
万次郎という人は、金もうけをし続ける誘惑に屈しなかった(43頁)。潔い人。入り浸る人ではない。彼は、19Cにおいて、日本人としてただ一人、捕鯨船にのって世界一周(47頁)。彼の経験が、明治維新前後の日本社会の近代化に活かされなかったのは悔やまれる(48頁)。つまり、学校の歴史教育においても、彼の業績をもっと扱う必要があるのだろう。こころを埋めることもできる。隙間は空間的にも、時間的にも、必要なゆとりなのだろう。昔のゆとり教育で、万次郎を学ぶ総合学習をやっていた学校とか先生がいくつかあったろうか? 2014/03/01

雲をみるひと

7
鶴見俊輔が記した旅と移動をテーマにした文を纏めた作品。出自が複数で、出自間で表現や熱さが異なるため、一見すると統一感が無いようにも見えるが、前から読み進めると作者の思考形成の過程がよくわかる秀逸な構成になっている。例えばジョン万次郎を取り上げた文が何故文頭に置かれているかよくわかる。ちなみにジョン万次郎編はそれ自体面白いが。2019/02/18

amanon

4
かなり多岐に亘る内容で、包括的な感想を述べにくいのだが、とりわけ印象的だったのは、冒頭に掲載された「中浜万次郎」か。一介の若い漁師が幾多の苦難の末、アメリカに渡り、そこで現地の人と対等に渡り合い、学を積み、経済的にも成功したという波瀾万丈のストーリーには、手に汗握る思いがしたのと同時に、明治以前にこのような誇り高き日本人がいたということに、少なからず感動を覚える。それから黒人問題を扱った「フェザー~」は、黒人差別の理不尽さと共に、国家が決して国民のためにあるのではないということを思い知らされた気がする。2014/04/21

アルクシ・ガイ

3
ぽつぽつと拾い読み。なんたってインパクトがあったのが、「ハックルベリー・フィン」の項。「トムと一万二千ドルを折半したので(つまりハックの取り分は六千ドル!)ハックは利子だけで一日1ドルもらえるようになった」(!!)何という高金利。同時代を書いたイギリスの小説で「何万ポンドあれば悠々自適」なんて書いてあるのを読んで、そんなの使ってしまえばホームレスじゃないかと不思議だった。なるほど、こーいうからくりだったのねえ。2019/08/10

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