河出文庫<br> 服は何故音楽を必要とするのか?―「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽たちについての考察

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河出文庫
服は何故音楽を必要とするのか?―「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽たちについての考察

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309411927
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C0195

内容説明

パリ、ミラノ、トウキョウのファッション・ショーを、各メゾンのショーで流れる音楽=「ウォーキング・ミュージック」の観点から構造分析する、まったく新しいファッション批評。文庫化に際し、「パリコレ」取材以後の一年半分を増補。パリモードとブラックカルチャーの接近、そしてその後の(エレガントな)闘争に至るまでを描き出す。

目次

服は何故音楽を必要とするのか?(初対面の挨拶。そしてマウリツィオペコラーロの成功;初めてのパリコレ そしてヴィクター&ロルフの惜敗;日本が世界で最初だった話 そして東京コレクション ほか)
裸体に導かれて―パリコレクションの六日間+α
彼らは何故、服に必要とされているのか?―ショー音楽家との対話(対談01 ヴェロニク・ブランキーノ;対談02 ジョン・ゴスリング;対談03 アリエル・ウィズマン ほか)
ブラック/ヲタク/モード―その後のファッションニュース(ヨーロッパにとってのベートーヴェン そしてアップセットを遂げたグッチ;再考を迫る「若さと老い」 そしてランバンの氷結するクールネスとパワー;大トレンドとしてのアメトラ そしてヒップホップへのエレガントな意地悪 ほか)

著者等紹介

菊地成孔[キクチナルヨシ]
1963年、千葉県生まれ。音楽家、文筆家。ジャズに軸足を置きながら、ジャンルレスな音楽・執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zirou1984

23
シック、エレガンス、そしてスタイリッシュ。それは著者が一流メゾンのファッションショーに対する賛辞として挙げる言葉だけど、菊地さん自身のイメージにも正に当てはまる訳で。モード雑誌での連載に増補した形の本書は、「なぜファッションショーの音楽とモデルの歩行は同期しないのか」という問いを軸にしながらも、服に愉悦する菊地さんの饒舌な文体、そして「ファッションショーで使われる音楽」という特殊なジャンルへの思索を堪能できる内容になっている。10年前にカニエやファレルがパリコレと接続した、その後の展開がすごい気になる。2019/01/13

em

20
ショーの音楽は一定のリズムを刻むものが多いけれど、もしモデルたちがそれにぴったり合わせて歩いてしまったらそれは行進であり、まったくエレガントではない。なるほど。アレキサンダー・マックイーンと学生時代からの友人だったという音楽担当ジョン・ゴスリングのインタビュー(07年)は、今読むとちょっと切ない。ランバンの音楽担当アリエル・ウィズマンの話も印象的。モロッコのユダヤ人コミュニティで育った彼にとってモードとは十二であり無限、だから〈モードが変わる〉というのは単なる流行ではなく、永遠性と同義なのだそう。2019/05/25

織田秋葉

4
菊地成孔さんの本はタイトルが秀逸だと思う。大抵がタイトルに興味を惹かれ手にとることになるわけなのだが、この本は正直書いてあることが全く理解できなかった…。え、これ日本語の本、ですよね?ね?と言いたくなる一冊。音楽にもファッションにも疎い私にはキツかった。 前書きまでは楽しく読めたんですよ。 パリコレ等のショーに音楽はつきものなのに、モデルはどうしてその音楽を無視して歩き続けるのか。しかして、東京ガールズコレクションなどではモデルは音楽に合わせて踊るのか。2016/01/01

go

3
菊地成孔さんが好きなので読んでみたけど、ファッションはあんまり興味がないので結果ほとんど飛ばし読み。対談のところは面白かった。カニエがまだあまり相手にされてない時期なんですね。あとがきで50セントを西海岸のラッパーと書いてるのが気になった。2020/04/29

ぱなま(さなぎ)

3
筆者が音楽家だからか?流れるような文章は句読点の箇所が少し独特で、音にしてもきっと心地よい。セールで服を安く買って喜んでいる私のような一般ピープルにはわけのわからないファッション用語も頻出でしたが、するすると読み進められたのはそのせいかもしれません。標題の問いに理詰めで答えを出すというよりは、ひたすらに具体例を列挙し、ファッションショーという場の芸術性を見出そうというのが狙い。たしかに退屈なイメージのあったハイブランドのファッションショーというものに興味が湧いた一冊でした。2014/12/22

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