内容説明
朝敵の汚名を着せられた会津藩砲術師範の娘に生まれ、銃をとって戦った篭城戦。国破れ、辛酸をなめた八重は、京都に出て同志社を創立する新島襄と出逢い、古い時代の殻を破り自立したキリスト者として、明治・大正・昭和の三代を生きぬく。元祖“ハンサムウーマン”と呼ばれた、会津士魂みなぎる女の激動の生涯。
目次
第1章 会津藩、運命の八月二十三日―鶴ヶ城篭城戦に突入
第2章 会津の悲劇はなぜ起こったのか―藩主容保、苦渋の決断
第3章 奮戦する八重、城外で戦う女たち―会津婦道の精神
第4章 修羅の篭城一ヵ月、ついに落城―会津藩の末路
第5章 新島襄との再婚―時代の最先端を駆けた八重の虚実
第6章 社会福祉活動、晩年は茶の道に―常に会津魂を忘れず
最終章 不屈の会津魂を生き抜いた女たち
著者等紹介
楠戸義昭[クスドヨシアキ]
1940年、和歌山県生まれ。歴史作家。立教大学卒。元毎日新聞社編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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F
12
文字通りの女傑。大河ドラマが楽しみになった。2012/10/09
Kei
2
ハンサム・ウーマンな八重。素敵な女性。聡明な人々を多く生み出した会津。会津その悲劇的な戦いを避けるべき道はなかったのかとあらためて思う。2013/04/20
ひじり☆
1
大河の評判はあまりよくないようだが、この本を読んでみると面白い(*^^*)こんな、ドラマチックな見事な人生を歩んだ女性がいたんですね!!身内というか、周りの人がまたすごい人物が多くて、とても勉強になりました(*´ω`*)2013/08/19
久美
1
大河ドラマネタバレかもしれないけれど、面白い!!会津に興味がない人も、ある人も浅くも深くも読める本!!2013/02/21
J_L_B_459
0
よくもまあ集めたと思うぐらい、興味深いエピソードが満載。 鶴ヶ城下の地図(p23)は攻城戦を読むにあたって参考になる。 日光から撤退してきた山川大蔵の軍が彼岸獅子の楽隊として会津軍には味方の帰還を、鶴ヶ城を包囲する薩長軍にはどこかの藩の楽隊に見えるようにして無事入城したこと(p120) 鶴ヶ城攻略に使われたアームストロング砲は元々は慶喜が幕府軍のため 買い付けたものが不履行となり薩長に流れたこと(p125)。 転ぶといけないからと言って新島襄が八重のハイヒールのかかとを勝手に切ってしまったこと(p198)2016/05/25