河出文庫
NOVA〈6〉―書き下ろし日本SFコレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 454p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309411132
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県高知市生まれ。京都大学文学部文学研究科卒。翻訳家、書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キキハル

26
読了するのに時間がかかった6巻目。新人作家たちの勢いのある文章と、奇想天外な設定を楽しんだ。「十五年の孤独」の粘り強さに圧倒され、さぞ脚力が鍛えられただろうと想像し、「白い恋人たち」ではタイトルの妙と、再会した守衛のおっちゃんに懐かしさを感じた。片やベテランの熟練した筆さばきは馥郁たるものがある。牧野修と宮部みゆきのどちらも扱う事象は異なるけれど、どこか閉鎖的な息苦しさがある。災害後6割の人が記憶障害になる世界。一方<ザ・タウン>での保安官の任務と町の住民の謎。宮部さんはSFもいいなあとしみじみ思う。2011/11/24

Fondsaule

19
★★★★☆ 斉藤直子「白い恋人たち」、七佳弁京「十五年の孤独」、蘇部健一「硝子の向こうの恋人」、松崎有理「超現実な彼女」、高山羽根子「母のいる島」、船戸一人「リビング・オブ・ザ・デッド」、樺山三英「庭、庭師、徒弟」、北野勇作「とんがりとその周辺」、牧野修「僕がもう死んでいるってことは内緒だよ」、宮部みゆき「保安官の明日」10編のSF短編集。中でも七佳弁京さんの軌道エレベーターを人力で登るという作品が大好きだ。アーサー・C・クラークの「楽園の泉」をもう一回読みたくなった。2020/08/11

まつじん

16
宮部みゆきさんの「保安官の明日」と松崎有理の「超現実な彼女」(代書屋ミラクシリーズ)が良かったです。松崎有理さんのミラクシリーズは一冊にまとまって出版される日を首を長くして待ちたいなぁ~2012/04/25

bowmorelover

11
いやぁ今回も楽しませてもらった。今回は新人さんが多かったからどうかなと思っていたが、どれも面白く、また将来が期待できる人ばかりだった。あとは斉藤直子「白い恋人たち」は笑ったなぁ。あとはさすがの宮部みゆき。次回は東浩紀のクリュセの魚シリーズの完結編と山田正紀の中篇、期待して待ちますか。2011/11/21

どらがあんこ

9
『庭、庭師、徒弟』が良かった。ゴツゴツしてて、でもガツガツ読める話が多くて楽しめました。2018/11/23

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