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河出文庫
言論自滅列島

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309410715
  • NDC分類 304
  • Cコード C0136

内容説明

右翼・左翼、領土問題、天皇制…どこもかしこも萎縮だらけの言論、ネットの影に怯え世論とスポンサーの顔色ばかりうかがうマスメディアから自ら抜け出した勇気ある異端児たちが、この国を喝破する。文庫化のために再集結した追加鼎談を収録。本書の旧タイトルは『言論統制列島』、この国の言論は「統制」から「自滅」へと変容してしまった。麻痩し弛緩した現代に放つ、確かな暴論。

目次

もっと自由に言わせてくれ―異端児を抹殺するな
それって、右翼?左翼?―テキ屋が天皇を守りたがる理由
現代右・右対決―転向者はより過激になる
徹底親米・赤尾敏の「竹島をぶっ飛ばせ」―右翼の中の親米派vs.反米派
鈴木邦男はこうして右翼になった―戦う新右翼
森達也、斎藤貴男を左翼と呼んではいけません―吼える映像作家と無頼派ジャーナリスト
絶滅左翼の組織論は、どっこい生きていた―危険な二分法にはまる日本
かつて優秀なやつほど野に下った―落ちこぼれ左翼のやましさ、二世議員のひけめ
悪党は愛国心を語るなよ―だって愛国心は利用されやすい
皇室民営化はかえって危険だ―天皇を最後の砦にするな〔ほか〕

著者等紹介

斎藤貴男[サイトウタカオ]
1958年、東京都生まれ。ジャーナリスト

鈴木邦男[スズキクニオ]
1943年、福島県生まれ。新右翼団体「一水会」顧問

森達也[モリタツヤ]
1956年、広島県生まれ。映画監督/作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

16
小集団の戦術として、執行部の理論と少しでも違う相手はすべて敵と認定して一切の宥和を認めない行き方はあり得る。しかしかつての左翼セクトはだいたいこの隘路に踏み込んで自滅した。21世紀現在において共産革命を志向する人間は絶滅危惧種である。代わって右翼勢力が台頭したともいえない。カネで釣られた任侠右翼モドキも、もはや自民党から大した金額を受け取っていないのではないか。政治屋が日本国家の伝統復古を語るのは、単に二世・三世議員としての既得権を死守したいがためであるようだ。社会体制にかんする議論は消滅した。2022/06/01

春風のぼる

6
プロレス好きにはおなじみの三人。過激な発言も多いけど、警鐘ですね。非常ベル。2018/02/13

bittersweet symphony

2
基本線は年齢的なものもあって斎藤貴男(1958-)さんと森達也(1956-)さんの対談に鈴木邦男(1943-)さんがオブザーバーとして参加している形の対談集。斎藤・森両氏と同世代で鈴木さんと同じような立ち位置の人がいない、と言うのが大きな要因かもしれません。印象としては斎藤さんは坊主憎けりゃ袈裟まで状態で個人的にはちと付いていきがたい感じ、森さん鈴木さんはそこまでパラノイアックな印象は希薄でした。2011/10/24

Masakazu Fujino

1
面白い。笑いながら読めました。2015/06/28

カネコ

1
2012/03/22

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