内容説明
幼い頃、教会の日曜学校で仲良くなったみつると栄ちゃん。女学校に進学したみつると対照的に、父の病気のせいで芸者になった栄ちゃんを襲う悲しい運命…(『天国と舞妓』)。貧富の差など社会の流れの中で引き裂かれゆく少女たちを描く、「少女の友」黄金期に『花物語』の続編として連載された少女小説の傑作集。
著者等紹介
吉屋信子[ヨシヤノブコ]
1896年、新潟市生まれ。10代~20代にかけて発表した『花物語』が「女学生のバイブル」と呼ばれる程の大ベストセラーとなる。その後『安宅家の人々』『徳川の夫人たち』『自伝的女流文壇史』など多数の作品を発表、流行作家として人気を博した。52年、「鬼火」で女流文学賞、67年、菊池寛賞受賞。73年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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