河出文庫
なぜか売れなかったぼくの愛しい歌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309409139
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0195

内容説明

歌たちよ、時代を超えて永遠に…。作詞家として手掛けた歌五千余曲。数ある著者の歌の中で、大ヒットはしなかったものの、なぜか忘れがたい「愛しい歌」。そんな歌が誕生した時代背景や創作のエピソードを、慈愛に満ちたまなざしで綴る感動の五十篇。人生に深く寄り添う歌の数々。

目次

ベラよ急げ
棄てるものがあるうちはいい
酔いどれかぐや姫
真赤な鞄
瀬戸内行進曲 IN THE MOOD
愛は心のフルコース
その時わたしに何が起ったの…?
股旅’78
湘南哀歌
水中歌〔ほか〕

著者等紹介

阿久悠[アクユウ]
1937年、兵庫県生まれ。明治大学文学部卒業。82年『殺人狂時代ユリエ』で横溝正史賞、97年菊池寛賞、2000年『詩小説』で島清恋愛文学賞を受賞。99年には紫綬褒章を受章。07年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nadaha

3
昭和で最も曲を売った作詞家である阿久悠が、売れなかったけど思い入れのある曲を紹介する本。まぁ正直阿久悠の全盛期って全然僕が生まれる前の話なので売れなかったってことは知らない曲ばっかなんだけど歌謡曲の時代には歌手と歌詞と曲の相乗効果で大ヒットを生む、という気概があったんだなぁ。阿久悠で言えばスタ誕のピンクレディとかは有名だけど、企画を立ち上げてトータルでその歌手を作り上げていくのと、出来上がった歌手をプロデュースするのとは違うよなぁ。時代を作ったという自負がうかがい知れる一冊だった。2017/07/13

Hiroki

1
朝霞図書館 ★★★ 流石の阿久悠でもちょっと時代からずれてしまったかな、コノテの著作に限ると思いますけどね、時代を斬った歌や詩であるが故だと2020/08/13

72ki

0
ぼくのiTunesに入っている歌が少々と、それ以外の歌が合わせて50曲紹介されているエッセー。 50曲の中にはシーナ&ザ・ロケッツ「ロックな好きなベイビー抱いて」も選ばれている。そういえば、見ていないのだが今朝(4/28)NHKの番組で「貧困母子家庭」を話題が取り上げられていたそうで、ツイッターのTLにさまざまな呟きが飛びかっているけれど、それを眺めているぼくの脳内に爆音で再生されていたのは、この曲だった。 ―また、これから先、何かがあると、大きく売れる可能性を持った歌だとも思っている。(90p)―2014/04/28

いちはじめ

0
阿久悠は自作を語ったエッセイが一番面白いと思う。特に予想に反して売れなかった歌を語る時は、その愛着と無念さのブレンド具合が素晴らしい。これは、そういう歌にまつわる話ばかりを集めてた本2008/07/09

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