内容説明
酒を飲んだら車は押して帰る。カツ丼は大盛りがなければ二杯食う。本気じゃないヤツ、ヌルいモンは見つけ次第、吹っ飛ばす!過剰なまでに信念に突き進む男の中の男、豪快さん。単行本未収録作も併せ、伝説的代表作“豪快さん”シリーズ、完全版で復活。誰もが知る名作のパロディなど、傑作・迷作も同時収録。全十九篇(おまけ付)。
著者等紹介
泉昌之[イズミマサユキ]
久住昌之原作、泉晴紀作画による漫画家コンビ。1981年、「夜行」を「ガロ」誌にて発表し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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厩戸皇子そっくりおじさん・寺
36
再読。ギャグ漫画集。1980年代に描かれたものが9割である。バラエティーに富んだ内容だが、やっぱり表題の『豪快さん』シリーズが面白い。『嵐のカツ丼』(カツ丼を2杯食べる話)、『豪快さんH』(書店に行き「センズリに使うのだが、よいエロ本はあるかね?」という豪快さ!(゜o゜)\(-_-))、『炎の焼肉』(水着写真集を買い、ソープに行き、焼肉奉行する話)、『一芸軍団』(豪快さんが部長のサラリーマンもの)、どれも面白い。一冊丸ごと豪快さんじゃないのが淋しいほど魅力的なキャラクターである。楽しく読了。2015/07/23
アズル
20
文庫化されていたのを知りませんでした。豪快さん、やっぱり豪快です。『ダンドリ君』にも出演していましたが、基本は「酒を飲んだら、車は押して帰る」のですね!“グロス”という単位を初めて知ったのは、豪快さんでした。2016/04/06
ツバメマン★こち亀読破中
9
う〜ん、この作品はいったい?考え抜かれたうえで描かれているとも思えるし、ただふざけて描いとも思える…。バカバカしさが極まって思わず「プッ」と笑うのは負けた気がするけど幸せな瞬間でもありますね。2023/05/14
緋莢
6
産まれた時の第一声は「おぎゃあ」では無く「だァ――ッ!!」、絡んでくるツッパリを空の彼方に投げ飛ばし、社会人になり、酒を飲んだら、車は押して帰る。そんな“豪快さん”こと大文字虎男を描いた「豪快さんシリーズ」等、全19編(+おまけ)を収録した本。2015/05/10
kubottar
6
カツ丼大盛りがないのなら、躊躇なく二杯を同時注文できる男になりたい2012/08/07