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河出文庫
私の出会った落語家たち―昭和名人奇人伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309408798
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0195

内容説明

浅草育ちで無類の落語通でもあった著者が、戦前から付き合いがあり、生涯の友とも言うべき古今亭志ん生をはじめ、文楽、馬の助、圓太郎、彦六、圓生、里う馬、可楽など、二十余人の噺家、寄席芸人たちとの交流、数奇な人生、抱腹絶倒のエピソードを、東京下町の風俗を背景に愛惜をこめて描く名エッセイ。

目次

橋場の家―蝶花楼馬の助
金車亭―典山、残月楼、伯山
酒乱の客―文都、甚語楼
昔の寄席―柳家甚語楼
旅のポマード―春風亭柳條
新進四人会―甚語楼、馬の助、文都、柳楽
年の瀬の寄席―三升家小勝
「しみじみ」と「うまさかな」―柳家小半治
志ん生とあんか
路地の痴話―柳家蝠丸
三匹の犬とあるじと―正岡容、玉川太郎
縁の下の人―橘家圓太郎
長いコート―三笑亭可楽
黒い蝶―三遊亭圓生
遺言―鈴々舎馬風
前座―しん上、文の助
はしば会―林家彦六
文治と勲章
倒された案山子―土橋亭里う馬
塙保己一と桂文楽
考える今輔
百面相―松柳亭鶴枝
志ん生の恩人―柳家三語楼
正月の寄席
深川永花亭のこと
錦城斎典山のこと

著者等紹介

宇野信夫[ウノノブオ]
1904年、埼玉県生まれ。東京浅草で育つ。慶應義塾大学卒業。劇作家・演出家。在学中から劇作を始め、「巷談宵宮雨」に主演した六世尾上菊五郎に激賞され、斯界の第一人者となる。放送文化賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞などを受賞、文化功労者となり、“昭和の黙阿弥”と称された。1991年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qoop

3
落語好きの若旦那と彼を頼って集まってくる噺家たち。本書はその若旦那が劇作家、演出家として一家を成したのち、主に若い頃の芸人たちとの交流を懐かしんだもの。初めて聴く逸話が多く実に興味深かった。志ん生ファンとしては特に、甚語楼時代のエピソードが多くてホクホク。そういえば、同書では「寿限無」に「じげむ」と仮名を振っていたけれど、これは江戸弁?2014/01/29

かぶら

1
大正から昭和にかけて著者に強烈な印象を残した芸人などの話です。 志ん生、文楽などのエピソードも面白いが、売れない芸人のエピソードが興味深いです。2023/04/14

owawamure

0
同じ記述が何度も出てくる。そしてちょっと話が古すぎるような気もするが、人物の姿はとてもいきいきしていると思う。2014/05/14

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