河出文庫
寄席囃子―正岡容寄席随筆集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309408637
  • NDC分類 779.1
  • Cコード C0195

内容説明

消えた芸人、忘れられないあの芸…大正から昭和にかけて寄席に通い詰めた著者が、その風景、芸人たちの姿を克明に記した貴重な記録。表題作他、「寄席風俗」「わが寄席青春録」などの名随筆から、さらに寄席・落語にまつわる逸品を選りすぐり。

目次

随筆 寄席囃子
随筆 寄席風俗
艶色落語講談鑑賞
寄席行燈
わが寄席青春録

著者等紹介

正岡容[マサオカイルル]
1904‐1958年、東京神田生まれ。寄席芸能研究家、随筆家、作家。江戸から明治を中心に、寄席芸能、風俗などの研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ノブ・グシオン

1
ユーモアたっぷり。語り口も軽妙。2017/07/22

qoop

1
幾つかの小文集をまとめたもの。往時の落語家や寄席風俗、自身の演芸との関わりについて〈ほとんど泣き上戸の酔っぱらいのように、哀感を込めて語る〉(←解説の坂崎重盛氏の文。これほど的確な評があろうか!)。どれも良いのだが、中では〈寄席行燈〉所収の数編と〈わが寄席青春録〉が殊におもしろかった。 寂しさのなか毎夜同じ寄席に通い詰め、遂には同じギャグに全く笑えなくなった正岡が、それでも翌晩出かけていって大笑いしてしまう…これを〈思うに私の寄席修行のこれが第一の「悟り」の日であったらしい〉と続けるくだりが素晴らしい。2014/01/30

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