河出文庫<br> ホームドラマ

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河出文庫
ホームドラマ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309408156
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「この家の家族団欒と平和のカギは僕が握っている」一見、幸せな家庭に潜む静かな狂気…。あの新堂冬樹が描く“最悪のホームドラマ”とは?書き下ろし短篇「賢母」を収録。

著者等紹介

新堂冬樹[シンドウフユキ]
大阪府生まれ。98年『血塗られた神話』で第7回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

96
あら、サザエさんなブラックパロディーは2編だけだったんだ!個人的には残念…マスオさんフネさんで描かれる心の闇は、アニメの顔と声が浮かびながら読んで苦笑繰り返し楽しめる。フーちゃんマーちゃんな驚愕はやり過ぎだけど(笑)残り2編は仕事と家庭、年齢や容姿に葛藤を抱える父親の嫉妬や疑念を描く。その怒涛の羅列にはそんなこともあると同調出来るものの、自分の現状や心情とは幸い重ならず対岸の火事として読む感じ。同じ後味悪しを読むなら、全く別物として女性を描いた方が好みだと感じた。2017/06/06

ぷっくん

62
サ○エさんのパロディーということでなかなか面白かったです笑。新堂さんはエグくてノワールというイメージがありましたが、そのアニメをパロディーにする事で少しアッサリ目で楽しめました。出来るなら、一冊丸ごとパロディーにして欲しかったなぁ笑(^^;;2015/12/12

★グラスハート★

54
2.0 4編の短編集。サザエさんイメージのブラックなマスオさんとフネさんの2編があり、サザエさん系でいくのかと思ったら、2編は違った。 新堂氏にしては、最悪のホームドラマって程のものではなく、黒さが足りなかったかな。2021/10/10

きっしぃ

51
サザエさんのブラックなパロディー2作と、働くお父さんの闇が詰まった2作の計4編の短編集。こんなマスオさんもフネさんもイヤだ( ゚д゚ ;)でも、家族全員分も見てみたかった(笑)一番面白かったのはサザエさんじゃなく、ある家族の崩壊とブラックなオチな『嫉』。新堂作品の初心者にも読みやすいのでおすすめ。2017/04/21

Zann

30
ホームドラマの裏にある悲しい努力の短編集。最初の二編がサザエさんのブラックパロディになっていて、かなり面白い(ノ≧ڡ≦)!!大好物です!!お腹抱えて笑ってしまった(´゚艸゚)パロディ以外の話も、なかなかの深さで良かったんですが、できればサザエさんだけで一冊読みたかったなぁ(>∀<●)2015/09/27

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