感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビシャカナ
1
スターシステムによって俳優が演じるように数多の作品に登場する代表的な悪役アセチレンランプ。狡猾で世間の裏表を知り尽くしたイメージのあるランプだが、意外にもセコい悪党から哀愁ある姿まで多様だった。地球を呑むのランプの優男を演じる姿には驚いた。解説の米沢嘉博の人間味あるランプと手塚治虫の作風の変化のランプへの影響はなかなか面白い。2018/12/31
トリオネア
1
名悪役・アセチレン・ランプの魅力が詰まった一冊。収録されている大洪水時代では、当時から原子力や津波が問題視されていたのが読み取れ、過去から人間が進歩していないという時代も感じられる問題を投げかける一冊ともなっている。2018/10/30
hibimoriSitaro
1
2002年11月初版。ほとんどぜんぶ悪役で,大半非業の死を遂げた感のあるランプ。ハムエッグよりはボスっぽいところもあるのかな。ああ,確かにブラックジャックによく出てた。2015/11/26
Madoka Kikuchi
1
こんな本があるなんて!っていう感動!手塚治虫は長く読んできたから既読のものがあったりで嬉しかった。ランプは子供ながらにやなやつで、最後に結局負けるところも清々しいというよりカッコ悪くてあまり良くない印象だった。そう、やなやつだけど、打ち負かされるところを見てスッキリもしなかった。逆に『ゴーストタウンの流れ者』のように、彼がいいやつとして終わる話は嬉しかった。そんなことして欲しくない、ひどいことしないで!と思っていたその奥深くの心は、本当は好きになりたいのになれないランプへのもどかしさだったのかもしれません2014/02/08
アバラ
0
『ブラック・ジャック』やっぱり面白いなあ