河出文庫<br> 鮎川哲也名作選 - 冷凍人間

河出文庫
鮎川哲也名作選 - 冷凍人間

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 556p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309406381
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

63
鮎川哲也が書いた「モスラ 」のような芋虫の怪獣が暴れる「怪虫」という短編があると知り、それが収められているこの本を読む。「モスラ 」公開の5年前1956年に発表されたものだ。これは偶然なのか⁈ しかも登場人物は、女性カメラマン。「ウルトラQ」じゃないか。さらに同じ登場人物が活躍する「冷凍人間」。うわー、「怪奇大作戦」じゃないかと思ってしまう。それ以外にも、本格ミステリーあり、ユーモアあり、ファンタジーあり、と楽しい作品集だった。2020/01/06

犬こ

22
今となっては、入手しにくい初期作品の短編集。戦後ミステリーのレベルの高さと面白さにまた驚かされました。そういえば日本語にはこんな言い方があるな~と気づかされることが多く、本格ミステリーながら文体が文学的。会話描写は逸級で、入り込んでしまった。鮎川哲也もイイ!2016/06/23

てっちゃん

5
鮎川哲也というと本格推理一辺倒というイメージがあるけど、この作品集は違った側面が読める。「地虫・「雪姫」みたいなファンタジー的な話も良かったし、「絵のない絵本」の月が語る殺人鬼の殺し方は殆どスプラッタームービーだし、「怪虫」は特撮怪獣映画。本格物では最後のリレー小説の「ジュピター殺人事件」が良かった。2017/05/09

寒っ!!

4
冷凍人間はシリーズものという固定観念があって騙されたな。ウルトラQとかの題材にも使えたかも。2017/01/09

二葉

1
鮎川哲也名義前の初期作品集。けれど、どれもやっぱり、遜色ない鮎川哲也作品です。ユーモア物もあり、違う一面の鮎川哲也が読めますよ。2014/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/418429
  • ご注意事項