内容説明
キャロル、リア、デュシャン、ケージ…偉大な先達に学ぶナンセンス感覚。しかし本書は、ナンセンス文学について生真面目に書き綴った常識的解説書ではない。駄洒落、パロディ、当て字、鏡像的対話、ゼロ手詰め将棋―奇想天外な仕掛けと変幻自在の言語を武器に、一冊丸ごとナンセンスを演じてみせた薄乱狂気の実験工房なのだ。常識以上に異常に醸志気を!センスの本質に迫るナンセンスの実践学―。
目次
脱センスるナンセンス
第2章 ヒッ常識!
第3章 ナンセンス詩人の発想
第4章 快逆ナンセンス
第5章 鏡異の過画見をのぞくと…
第6章 意味テーションから難船ス
第7章 「ん」!?