内容説明
蜃気楼、砂漠、迷宮…。広大な中央アジアに繰りひろげられる、時空を超えた華麗な幻想世界。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
棕櫚木庵
20
「耀変」の,星空が印象的だった.全体として,面白かったけど,なんとなく感覚があわないような気もした.「掌篇四話」の内の「考古綺譚」に“リラダン「ヴェラ」に擬す”あったので,先にリラダンの方を読んだ.これが大当たりでした.2020/09/14
三柴ゆよし
4
あの『西遊記』の翻訳は物凄い仕事だし、評論も本家筋の澁澤龍彦よりおもしろかったりするんだけど、このひと、小説はへたっぴだった。カフカ『城』のオマージュと思われる「青海」についても、成功しているとはいいがたい。あれはとことん「からっぽ」なところがおもしろいわけであって。2010/11/12
きょんちん
1
「女俑」の終わり方が悲しかったのをよく覚えてます。図書館で。