河出文庫<br> ’89〈下〉

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河出文庫
’89〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309404028
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

男の子にも女の子にも、僕にも君にもあった1989年を総括し、“今”の生き方を問う。

目次

6 男の子たちの89
7 海の向こうの89
8 終わってしまった89
9 女の子たちの89
エピローグ きみだけに贈るつもりの89

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドント

4
1989年。あまりにも色々ありすぎた年に、ひとりの物書きが何を感じ何を思ったかの記録。あまりに特徴的なダラダラお喋り調文体に反して、この上下巻700頁に書かれている主な主張は実にまっとうでまっすぐだ。「世の中色々あるけどさ、しっかり自分を持つようがんばんないといかんよー」。そして天皇崩御から山瀬まみまで縦横無尽に語り尽くした後、最後に紡がれるのが「たった一人の少年」へのメッセージ。一人の男が一人の少年のために築いた、「今」という時代の強固な記録。そして一人の少年とは、「今」を生きる我々のことでもあるのだ。2013/06/14

サバカレー

0
読了。めんどうくさい。2023/10/22

ygreko

0
改元に関して何の関心も感慨も無かったのだけれど、昭和の終わりを論じたこの本を手にしてから三十年が経ち、それがつまり平成で、その終わりをまた論じていたであろう橋本治が、平成と共に去りぬ、という事実に愕然としている。 2019/07/06

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