河出文庫<br> 四万十川〈第2部〉とおいわかれの日々に

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河出文庫
四万十川〈第2部〉とおいわかれの日々に

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309403298
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

豊かな自然を背景に人間の絆を描いて広く感動を呼んだ『四万十川―あつよしの夏』に続く、大自然に育まれた少年が友達や姉との別れを通して、大人への一歩を力強く踏み出し、成長していく姿を美しい風景の中に刻んだ名作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

押さない

3
このシリーズは 読むととにかく無性に田舎に行きたくなる。川で仕掛けをしたくなる。山を走り回りたくなる。日本の四万十川の自然描写が気持ちよく広がっていく。友人思いで相手の為に泥を被る、言葉にするのが下手でうまくいなかいところは相変わらずのアツ。カッとなり強気に出る、女子との変化で成長を感じる。一番悲しく寂しく思うのは悲劇よりも、姉との距離を隔てた別れというところに、昔の人々の繋がりの重さがわかる。2022/08/13

ぺーいち

3
四万十の少年アツ、小4。大人社会の不可解さと自我の目覚めの萌芽に、妙な胸苦しさを覚える日々。「無邪気」の魔法が解けつつある少年の内面が心に痛い。2010/07/09

obst

1
 主人公あつよしは、少しずつ大人になっていく。でも、大人になるってどういうこと?永遠の問いなんだよね、きっと。2012/09/22

kayak-gohan

0
小学校高学年になった篤義と太一、長尾との交流を中心に描かれているが、最後は彼らとの別れ、姉との別れがなんとも切ない。2012/10/15

detoo

0
自然や心の描写がとてもいい。多感にワンパクに自然のなかで育つ少年の心や生活に貧乏や社会の変化が影をおとす。どこかいたたまれないし、子供にの頃にはどうしようも出来なかった大人に対する壁、みたいな気持ちを思い出しながら読んでいました。2022/01/08

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