河出文庫<br> 太平記〈1〉

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河出文庫
太平記〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784309402819
  • NDC分類 913.435
  • Cコード C0193

内容説明

後醍醐帝・新田義貞・楠正成など、歴史をいろどった英雄たちの死闘策謀を克明にたどり、鎌倉幕府の崩壊を描く壮大な変革期の人間ドラマ『太平記』。この不朽の軍記物語の名作を、原文の息づかいを考慮しながら読みやすい現代の言葉に転換した、みごとな口語訳でおくる。1は、巻の一「後醍醐天皇の御治世ならびに武家の隆盛」から、巻の六「赤坂城の合戦」までを収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qwer0987

1
基本的な知識があるせいか、すんなりこの時代の物語に入り込めた。だがここまで物語を楽しめたのは訳文が見事だからというのは大きい。すばらしい訳業である。この巻でもっとも魅力的な人物は楠正成だ。計略でもって幕府軍を翻弄する姿は智将と呼ぶに足る働きだ。特に赤坂城の脱出や、天王寺での敵将の心理を読み切っての作戦は見事。そのほか心に残ったのは、大塔宮の十津川での逃亡劇や、中国の故事を駆使しての児島高徳への不必要な称揚だろうか。児島高徳=太平記作者説もこれを読んで納得した。2021/09/06

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