内容説明
異性を愛するとはどういうことなのか?女は何歳まで、そして幾度恋が可能か?愛する能力と愛される能力の違いとは?結婚とは、妻の座とはなにか?そして男と女の関係、女の自由と未来とは…。情熱の作家が、自らの歓喜と悲哀と幻滅の切実な体験と、文学的・宗教的な苦悩と認識から紡ぎ出した“女性の時代”におくる深く痛切なメッセージ。好評の『祈ること』に続く自選エッセイ集第2弾。
目次
結婚すべきか
妻がはじめて気づいた空疎な“妻の座”
愛は幾度可能なのか
愛のあり方
愛する能力と愛される能力
女はどう変りたがるか
女は男を育てられるか
女は幾歳まで恋をするか
かくれた欲望
情熱という名の鬼火
人間家族を捨てるまで
芸術家の愛
美しく死ぬために
私の書きたい女
法事撩乱
取材の奇蹟
おしろいの中から
乱調の美をこよなく愛す
ウーマンリブの元祖
私の取材ノート