夕陽将軍 - 小説・石原莞爾

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夕陽将軍 - 小説・石原莞爾

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  • サイズ 文庫判/ページ数 449p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309400174
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっと

7
昭和の軍人・石原莞爾の評伝。じっとソ連の動向を見据え、険悪化する中国との融和を望んだ上での満州国建国という事業は、最後にソ連参戦にしてやられた結果からいえば「偉大な天才的な予言者といっていい人」だろうし、組織人としては明らかな暴走行為で軍人の発言力を増幅させ、戦線拡大の空気を醸成し、「日本を敗戦の悲境におとしいれるきっかけを作った、満州事変の元凶」に違いない。とはいえ、軍人ひとりの手によって戦争がどうのこうのなんてあり得ない。石原ひとりにスポットを当てず、同時代を丁寧に描き出した点、労作でしょう。2014/07/06

i-miya

4
★杉森久英『夕日将軍-石原莞爾』2004.11.02 P446 大学時代、満州事変号外 辻と石原 S49.03 百姓将軍 S56.07 文庫 P8 張学良 芝居見に登場 張作霖 日本軍の手先 日露戦争 P11 木下権助大使 P12 青天白日旗←五色旗 楊宇廼 親日⇒親米へ 米国仕込みの怜悧な青年紳士 45万人VS13千人 45万人⇒本庄繁軍事顧問が育てた P18 ロシア 朝鮮ともトラブル  2004/11/08

Kohei Fukada

2
「小説」と書いてあったのに全く小説じゃなかった。なんだこれ?それはまぁいいとして、石原莞爾については長年どう評価していいのかわからなかったけど、やっぱり功罪で言うと「罪」の方が大きい、というのが今回固まった。満州事変の立案者であり実行者。これを機に日本は大きく戦争へと舵をとった。石原莞爾自身は理想と明確なビジョンを持って満州国を作ったけれど、政府を無視して事変を断行した事が、いざ石原が陸軍作戦参謀になったときに関東軍が言う事を聞かず、最終的には陸軍をやめる事になるという自分を追い込むことになる、自業自得の2011/10/08

Tomomi

0
満州事変の首謀者とされている石原莞爾の伝記。小説としてあるのは幾分推測もあるし面白いエピソードをたくさん入れているからかな。満州事変自体詳細に読んだことがなかったので興味深く読んだ。時間が行ったり来たりするので時々混乱する。2020/03/09

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