出版社内容情報
少年少女向けの旧著『聖書物語』の後半を本タイトルで新装復刊。はじめて聖書に接するおとなのみなさんにもわかりやすく読みやすい。
内容説明
神と人間との愛の世界こそ「救い」。そこに至るキリストの生涯をもっともわかりやすく綴る“新約篇”。
目次
エリザベトとマリア
ベトレヘム
三人の博士とエジプト
神殿の少年
荒れ野のヨハネ
準備
最初のできごと
学者と女
ローマ人の子
プールのそばで〔ほか〕
著者等紹介
犬養道子[イヌカイミチコ]
1921年、東京生まれ。評論家、エッセイスト。津田英学塾などで学んだ後、アメリカ合衆国、フランスに留学、哲学、聖書を研究。そのかたわら、環境破壊抑止の運動や、飢餓問題、難民支援活動にも深く関わった。1986年、難民支援活動の一環として“犬養道子基金”を設立した。2017年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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源次/びめいだー
2
わかりやすくて面白かったです。2022/01/12
apoptosis
1
非常に読みやすく、絵画や壁画をこれまでとは違った視点で見ることが出来そう。美術館に行くのが楽しみだ。また、旧約ではなかったあとがきが載っており、聖書自体やそれを読む意義、筆者がこれらを書く上で重きを置いた点などが知れて、あとがきだけでも読む価値があるものに感じた。まだ聖書には詳しくないので何とも言えないが、私としては旧約から新約への流れを感じながら読むことが出来たので、筆者の意にかなったところといえるだろう。2024/03/11
カラス
1
同じ作者の「旧約」から続けて読んだんだけど、やっぱ旧約から新約への流れは無理があるなと思ってしまったわ。あとがきに、「双方の聖書を、まず何よりも、ひとつの流れとしてとらえ、」(P311)とあるが、たぶん誰がどう書いても、旧約から新約への流れは、無理あるなあ・・・、ってなると思う。民族の歴史物語が延々と描かれた後で、突然、カエサルのものはカエサルに、ってなるのはポカーンですよ。あっ、本そのものはわかりやすくて読みやすい作品なので、気軽に新約を読んでみたいって層にはおすすめです。2023/02/06
けい
1
イエスについては、ナザレトで生まれた時ぐらいのエピソードしか知らなかったが、この本を読んで、イエスが何をして、使徒達がどのような活動を行なっていったのかがわかった。難しい言葉がなく、ストーリーとしても掴みやすいため、聖書に初めて触れるという人には役に立つ本だった。2021/12/24
sennbei
0
見えてる物、名のあるものは聖書からおきていることが思われる。キリスト教というよりすべてに絡んでいる、聖書の奥にあるものは深い文化になっている2022/12/26