出版社内容情報
唯一無二の作家の魅力と作品を紹介した日本オリジナル編集。新たなコレクションを増補改訂、カラーページも増量した最新決定版!
内容説明
唯一無二の作家の魅力とユニークな作品を紹介した、日本オリジナル編集ガイド。世界的コレクターによる秘蔵のコレクションを増補改訂した最新決定版。
目次
エッセイ(エドワード・ゴーリーの素晴らしき世界(濱中利信)
エドワード・ゴーリーとゴサム・ブックマート(アンドレアス・ブラウン)
エドワード・ゴーリー(ヘンリー・トゥリーダーノ)
黄昏のニューヨークで、ゴーリー氏を出逢えた幸せ(磯田和一)
ゴーリーとニューヨーク、舞台とゴーリー(渡辺葉)
あくまでもうろんなファンとして(和歌山友子))
Gorey Alphabet エドワード・ゴーリーを知るためのABC(濱中利信)
特別座談会 ゴーリー作品の魅力を語り合う(濱中利信;江國香織;柴田元幸)
著者等紹介
濱中利信[ハマナカトシノブ]
1961年東京生まれ。1976年、初めてゴーリー作品と出会う。慶應義塾大学文学部在学中は推理小説同好会に所属する。1999年、日本で最初のエドワード・ゴーリーに関するホームページ「Wonderful World of Edward Gorey」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
193
これ一冊で、あなたもゴリゴリのゴーリー通になれます。さりげなく、ねじれていて、毒のあるユーモアが溢れ、ゴーリー愛が高まります。そこには不条理な絶対性が確かにあります。2020/08/24
コットン
78
ゴーリーの魅力を紹介した本。最初にカラーでゴーリーのグッズや自作本や他作家へのイラスト本、本の体裁に注目したものなどでグッと前のめりになる!対談や『エドワード・ゴーリーを知るためのABC』という章が良い。最初にゴーリーを 日本に紹介したのはJ・Jこと植草甚一さんなのはさもありなんという感じです。2022/04/10
蘭奢待
49
ゴーリーマニアによるゴーリーマニアのための本。カラー書影の作品カタログと、エッセイ、対談で構成。実に多作で、邦訳はほんの一部であることを知る。数作を読んだが、大人の絵本であり、作風はシュール。ストーリーも登場人物も、変な生き物も意味不明、伏線として回収されることもない。答えはなく好きに解釈するのが正解らしい。ゴーリー氏曰く、WYSIWYG。考えるな、感じろ、といったところだろう。2021/01/16
Nyah
35
ゴーリーの仕事のあれこれが載ってて楽しい。ミュージカルのポスターや古書フェアのポスター、本やTV番組のポスター。飛び出す絵本「THE DWINDLING PARTY」が欲しい。自分の誕生日(まだだいぶ先だけど)に買っちゃおうかしら。絵本も日本語タイトルがついてないものが多く、翻訳と出版をお願いしたいです。今の気分はゴーリー❤️な感じ。2021/02/13
つちっち
14
独特の韻を踏んだ文章と独自のモノクローム線画で作品を残したエドワード・ゴーリーの解説本。絵を見ればなんとなく知ってはいるけど…ぐらいの絵本作家だったけど、魅力は絵ばかりではないみたい。そして、残酷ばかりでもないみたい。翻訳の優れたものをいくつか読んでみよう。2021/03/25