証言「プロレス」死の真相

アントニオ猪木/前田 日明/川田 利明/丸藤 正道【ほか著】

河出書房新社（2019/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 254p／高さ 19cm
• 商品コード 9784309290331
• NDC分類 788.2
• Cコード C0075

出版社内容情報

橋本真也、三沢光晴、ジャイアント馬場…プロレスファンを熱狂させたレスラー達の「死の真相」を、選手・関係者が証言。ファン必読！

内容説明

猪木、前田…１６人の遺族、関係者が明かす、レスラー１４人の真実の晩年と死の謎。

目次

力道山―証言　アントニオ猪木「非常識で生き抜いた親父に出会って、俺の人生は変わった」
山本小鉄―証言　前田日明「父のように優しい心で俺たちを育ててくれました」
ジャイアント馬場―証言　和田京平「生命維持装置を外しても、馬場さんは、すごい生命力だった」
三沢光晴―証言　丸藤正道「三沢さんの遺体を見て、こらえきれない涙があふれ出した」
マサ斎藤―証言　斎藤倫子「ファンのみなさん、どうかマサ斎藤を忘れないでください」
ジャンボ鶴田―証言　川田利明「鶴田さんは、どんなスポーツをやっても成功する化け物」
橋本真也―証言　関係者Ｘ　死の直前、もう一度、故郷の新日本でやり直したかった橋本
橋本真也―証言　黒田哲広「亡くなる前から、何回も死にかけたと聞いていました…」
ラッシャー木村―証言　百田光雄「昔気質の木村さんは、入院中でも人に弱みを見せなかった」
上田馬之助―証言　トシ倉森「２人で自殺することばかり考えていたんです」（恵美子夫人）
阿修羅原―証言　小佐野景浩　棺と一緒に焼いたレボリューションジャケットの思い出
永源遙―証言　柴田惣一「亡くなる当日も永原さんはノアの事務所に出社していた」
冬木弘道―証言　金村キンタロー「ああ、俺はやっぱり死ぬんだな」とボスはニヤリと笑った
ブルーザー・ブロディ―証言　斎藤文彦　溺死、放火…ブロディ刺殺犯に続いた不幸のスパイラル
ザ・デストロイヤー―証言　束田時雄　最後の来日で会った猪木と和田アキ子からのリスペクト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きみたけ]

力道山、ジャイアント馬場、三沢光晴、橋本真也など、プロレスラーの死に立ち会った人たちの証言をまとめた本。生き残った者がなにを受け継いでいくのか、死という事実を見つめることよりも死者のメッセージを感じる感性を語れる人たちの物語。暴漢に刺された傷が元で亡くなった力道山。交通事故に遭遇し胸下不随に、15年のリハビリ後に亡くなった上田馬之助。試合中に受けたバックドロップによる頸髄離断で亡くなった三沢光晴。プロレスラーの「訃報年表」付き、やはり病気やケガが死因のレスラーが多い気がしました。

2023/02/18

[就寝30分前]

こういう本も図書館にあるのがとても嬉しい。それよりも、デビッド・クリス・ケリーのエリック三兄弟、ディックマードック、リックルード、オーエンハート、テリーゴディ、デイビーボーイスミス、カートヘニング、クラッシャーバンバンビガロ、バットニュースアレン、スティーブウィリアムス、トニーホーム、ランディサベージ、アルティメットウォリアー、ジミースヌーカー、ビッグバンベイダー、ディックスレーターなど昭和や平成初期を彩ったプロレスラーたちがみーんな亡くなっていたことにショックを受けてます。わぁ〜信じられない。

2019/10/26

[山田太郎]

おまけのというか最後の年表が一番おもしろいというか。前田日明おもしろいというかそれを手懐けるというか世話できるのもすごいなと。50過ぎの最近のプロレスについていけないおいさん向けではないかと。

2021/04/21

[剛腕伝説]

「死の真相」とのタイトルだが、単に亡くなったレスラーを悼んでの追悼的内容。G馬場の死を看取った京平レフェリー、1日24時間体制で15年間上田馬之助の介護を続けた奥さん、難病のマサ齋藤と共に闘った奥さん、永源の死を心から悼んでる柴田記者等々の項目は正に追悼の名に相応しい内容だったが・・・。後は、追悼の名を借りた自分自慢や、心の無さに辟易。中でも、冬木の死の前後から冬木夫人へ猛アタックした橋本真也、それを受け入れた未亡人には唖然。この女は後に結婚詐欺で逮捕されている。何をかいわんや・・である。

2021/07/07

[本夜見]

図書館本。ジャイアント馬場さんが亡くなってからプロレスは見てなかったが、ジャンボ鶴田さんの奥様の証言が掲載されていたので借りました。巻末のプロレスラー訃報年表に馬場元子さんが載ってるとは。ある意味『女傑』でいらっしゃったからかな？

2019/09/28