出版社内容情報
野坂傑作短篇を滝田ゆうがマンガにした奇跡の1冊を復刊。「火垂るの墓」「エロ事師」「猥歌」など12篇。
野坂 昭如[ノサカ アキユキ]
滝田 ゆう[タキタ ユウ]
マンガ家・エッセイスト。1931?1990 著作に『寺島町綺譚』『泥鰌庵閑話』『滝田ゆう落語劇場』など。文藝春秋漫画賞、日本漫画家協会賞大賞、勲四等瑞宝章。
内容説明
野坂昭如追悼刊行!「火垂るの墓」~「猥歌」まで傑作12篇。路地裏の巨匠が贈る焼け跡闇市戦後の光景。
目次
火垂るの墓
エロ事師たち
とむらい師たち
あゝ水銀大軟膏
娼婦焼身
ベトナム姐ちゃん
人情ふいなーれ
マッチ売りの少女
軍歌
酎友無双
あゝ日本大疥癬
猥歌
著者等紹介
野坂昭如[ノサカアキユキ]
1930年、神奈川県鎌倉に生まれる。生後半年で神戸に養子に出されるが、戦災で養父母を失い一家崩壊。孤児生活を二年ほど続けた後、実家に引きとられる。旧制新潟高校から早稲田大学仏文科に進み、1956年中退。以後CMソングの作詞、コント、コラム記事に健筆をふるい、1963年「おもちゃのチャチャチャ」でレコード大賞作詞部門受賞。1968年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で第58回直木賞受賞。以後、戦争体験にねざした作風から「焼跡闇市派」と称される
滝田ゆう[タキタユウ]
1932年、東京都向島に生まれる。墨田川高等学校卒業後、漫画家を志し田河水泡の内弟子となる。1968年、月間漫画誌「ガロ」に「寺島町奇譚」の連載を開始。一躍脚光を浴びる。以後、市井に生きる人々の心情にねざした作風で、漫画の世界に独自の境地を切り開いた。1974年、「怨歌橋百景」他一連の下町情緒あふれる作品で第20回文春漫画賞受賞。1987年「裏町セレナーデ」で第16回日本漫画家協会賞大賞受賞。1990年逝去。勲四等瑞宝章を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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