こんな舞台を観てきた―扇田昭彦の日本現代演劇五〇年史

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309276700
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0074

出版社内容情報

朝日新聞演劇記者、演劇評論家として作品だけでなく時代を切り取る評を書いてきた著者の50年にわたる劇評から日本現代演劇を読む!

【著者紹介】
演劇評論家。1940年東京生。東京大学文学部卒。68年より朝日新聞学芸部にて演劇担当記者、文芸時評等も担当。著書に『現代演劇の航海』(芸術選奨新人賞受賞)『日本の現代演劇』等。2015年5月22日没。

内容説明

朝日新聞・演劇担当記者として、また演劇ジャーナリストとして、半世紀にわたり時代を切りひらいてきた扇田昭彦。2015年5月に惜しまれながら急逝した氏が遺した、日本社会と時代をとらえつつ、舞台の感動と歓びに溢れた1960年~2015年の劇評を集めた決定版!

目次

第1部 こんな舞台を観てきた―1960~1995(状況劇場「唐十郎版・風の又三郎」1974;つかこうへい事務所「定本・熱海殺人事件」1975;東宝ミュージカル「ラ・マンチャの男」1969;蜷川幸雄演出「ロミオとジュリエット」1974;天井棧敷の市街劇「ノック」1975 ほか)
第2部 こんな舞台を観てきた―1994~2015(パルコ「オレアナ」1994;竹中直人の会「月光のつゝしみ」1994;青年団「火宅か修羅か」1995;T.P.T.「渦巻」1995;ダムタイプ「S/N」1996 ほか)

著者等紹介

扇田昭彦[センダアキヒコ]
演劇評論家。1940年、東京都渋谷区生まれ、雑司ヶ谷に育つ。東京大学文学部西洋史学科卒。朝日新聞入社、津支局、横浜支局を経て、68年、東京本社学芸部にて演劇担当記者に。89年、『現代演劇の航海』(リブロポート/英訳:“The Voyage of Contemporary Japanese Theater”translated by J.Thomas Rime,University of Hawai’i Press)で芸術選奨新人賞。朝日新聞編集委員を経て退社後、2003年~06年、国際演劇評論家協会(AICT)日本センター会長。元静岡文化芸術大学教授。15年5月22日、悪性リンパ腫のため急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

法水

3
昨年5月に逝去された演劇評論家・扇田昭彦さんのまさに集大成。扇田さんが50年にわたってご覧になってきた作品の数数を追体験できるのだから、演劇ファン必携の書と言えましょう。とかく作り手には嫌われることの多い評論家という職業でありながら、扇田さんがこれだけ演劇関係者に愛されたというのは、やはり扇田さん自身が「一生を棒に振る」ほど演劇を心の底から愛していたからに他ならない。本当に本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。2016/02/25

ちり

1
後輩記者にネタバレされかかったら「言ったら絶交だからね!」という扇田さんの微笑ましさ2016/02/15

Luo Yang

1
日本の演劇を50年以上見つめ続けてきた扇田昭彦さんの連綿たる劇評112本。その場にいなかった/いられなかった人間にとってほんとうにありがたい仕事です。2016/01/17

おいしいな 

0
舞台の臨場感を味わえる本です。 すごい面白かったです2016/05/10

マトリカリア

0
コロナで公演中止が続いている、あーそんな舞台だったと鮮やかに思い出させてくれる、熱くてまっすぐな評論に感動した。2022/01/27

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