本当の自分とつながる瞑想入門

山下 良道【著】

河出書房新社（2015/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 222p／高さ 19cm
• 商品コード 9784309276632
• NDC分類 498.34
• Cコード C0015

出版社内容情報

自由なあなたを、この手に取り戻す。過去や未来へ飛ぶネガティブな思考を止め、今を生きるための瞑想。仏教界を越え話題のメソッド！

【著者紹介】
1956年生まれ。スダンマチャーラ比丘。鎌倉一法庵住職。東京外語大学卒業後、曹洞宗僧侶としてアメリカ等で布教。2001年ミャンマーにてテーラワーダ比丘となる。現在は日本各地、インド等で瞑想指導を行う。

内容説明

自分の能力を最大限に発揮するために、瞑想ほど力になるものはありません。１日１５分の習慣で、自分探しの旅に終止符を打つのです。過去や未来へ飛び回るネガティブな思考を止め、「今」を生きるための瞑想法。仏教界を越えて話題の瞑想メソッド。

目次

第１章　なぜ、毎日がこんなに息苦しいのか？（悩み多き人こそ、豊かな未来を持っている；「イライラ」や「ムカムカ」が、あなたに教えてくれること　ほか）
第２章　生きづらさの原因は、相手ではなく自分にある（なぜ、私たちはネガティブな「映画」をやめられないのか；私たちに悪さを働くエゴの正体　ほか）
第３章　体の感覚を取り戻し、マインドフルに生きる（心の暴走を止める第一歩は、「私とは誰か」を知ること；お釈迦様が発見した「ニッバーナ」という青空　ほか）
第４章　青空につながる瞑想（体の微細な感覚を観る瞑想；慈悲の瞑想　ほか）
第５章　瞑想によって、本来の自分を生きる（瞑想を続けると、あなたに何が起きるのか；理不尽な運命に見舞われた時こそ、瞑想は助けになる　ほか）

著者等紹介

山下良道［ヤマシタリョウドウ］
スダンマチャーラ比丘。１９５６年東京都生まれ。鎌倉一法庵住職。東京外国語大学仏語科卒業後、曹洞宗僧侶となる。１９８８年、アメリカのヴァレー禅堂で布教、のち京都曹洞禅センター、渓声禅堂にて坐禅指導を行う。２００１年ミャンマーのパオ森林僧院にてテーラワーダ比丘となり、日本人として初めてパオ瞑想メソッドを修了。現在は鎌倉一法庵を拠点として、日本各地、インド、台湾などで坐禅瞑想指導を行う。現在の立場は、大乗とテーラワーダを統合した「ワンダルマ仏教僧」（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[booklight]

瞑想の復習のために。頭の中のおしゃべりを「シンキングマインド」といって、OSだから無理には止めない。大脳新皮質がとめどなく考えている状態をうまくいっている。そしてエゴを自分ではない、湧いてくるエゴは雲のようなもので、あなたは青空なのだ、とする。これも面白い。自分を青空という場と考えると、エゴが次々と生まれてきても、エゴが自分ではないと理解しやすい。瞑想を重ねて自分とエゴを分けて感じることができればそれも体感できそう。そしてそこには慈悲も備わっている。慈悲は元々あるもので、それを自分にも他人にも分けていく。

2023/04/15

[ももたろう]

今年読んだ本の中で断トツのナンバー1だった。感動した。待望の山下良道氏の新刊。これまで読んできた仏教書の中でもナンバー1だった。一人で自宅で坐禅をするために必要なことが、具体的に書かれている。座布団やロウソクのことまで。なぜ坐禅をするのか、その目的も現代人の悩みに即しているところが素晴らしい。文章も難解なことを平易に語っている。この本をボロボロになるまで読み込み死ぬまで実践し続けたい。私は思考の束縛から脱却し心の奥底から湧き起こる真の自由の喜びを享受したいと切に思う。それを実現する方法がこの本にある。

2015/12/14

[takeapple]

山下良道師のワンダルマ仏教による瞑想法が具体的にわかりやすく書いてある。ネット上にある音声による指導も合わせてやって見ると更に効果がある。やはりマインドフルネスは仏教から離れない方がわかりやすいなあ。山下師の良心的なところは、法話や瞑想のやり方をただで公開しているところ。多くの人の苦しみを救いたいという正に慈悲の心の現れのようだ。

2018/08/14

[磁石]

エゴが集めてしまったネガティブなエネルギーを綺麗に掃除する、瞑想。エゴは着脱可能なアプリではなく、皮膚や肉などのOSに近いもの、無理に取ろうとすれば自分を傷つけてしまう。かといって放置し続ければ生首状態、身体感覚がおざなりになっていく。心の中に真の「青空」を見つけることができれば、好き・嫌い・無関心とはちがう慈悲をもって人と接することができる。座りながら／歩きながら／寝る間際など、普段の生活をしながらできるのはありがたい。姿勢を正して呼吸をみるなど、言葉のイメージからくる初心者お断りはなかったのも

2016/06/27

[文章で飯を食う]

いろいろな瞑想の本を呼んだが、やり方が違うだけで、行く所は一緒のようだ。いろいろな神秘体験や恐怖があったりもするが、呼吸に集中し今に集中していれば、瞑想中に悪いことは起きないのだ。何かを欲しがらず瞑想していれば、何かが得られるのだ。明日も、又、瞑想しよう。やる気にさせてくれる本である。

2017/01/25