2時間で走る―フルマラソンの歴史と「サブ2」への挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309276588
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0075

出版社内容情報

なぜケニア選手は強いのか? 最前線で今、何が起こっているか? 歴史を辿りフルマラソン2時間切りへのカウントダウンまでを追う。

【著者紹介】
イギリスの若手ジャーナリスト。取材テーマは世界各国の紛争からスポーツまで多岐にわたり、ジャーナリストとして受賞歴も多数。本書が初の著書。

内容説明

人類が挑むフルマラソン2時間の壁。なぜアフリカ勢は強いのか?偉大な選手たちの家庭環境と練習環境は?高騰する賞金、ドーピング問題まで、マラソン競技の過去をたどり最前線まで丹念に取材した傑作。

目次

第1章 ベルリンの壁
第2章 フルマラソン「サブ2」の夢
第3章 ランナー誕生の地
第4章 シティマラソンとランナーのプロ化
第5章 ふたりのランナー
第6章 実りの年
第7章 エリートランナーの科学
第8章 ドーピングの闇
第9章 スランプのなかで
第10章 レースは続く

著者等紹介

シーサ,エド[シーサ,エド] [Caesar,Ed]
イギリスの若手ジャーナリスト。取材テーマはスポーツのほか多岐にわたる。“GQ”、“サンデー・タイムズ・マガジン”、“ニューヨーク・タイムズ・マガジン”などに寄稿し、ジャーナリストとしての受賞歴も多数。『2時間で走る―フルマラソンの歴史と「サブ2」への挑戦』が初の著書

菅しおり[スガシオリ]
1966年生まれ。お茶の水女子大学卒。出版社勤務を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリナ松岡

12
日経でソシオネクストの肥塚雅博さんが推薦していた本です。現代のマラソンの概要と醍醐味が分かる良い本だと思います。マラソンやるまでは至らないまでも、走るモチベーションは上がりました。▼気になって調べたら、世界記録保持者のキプチョゲさんが去年の10月に非公式ながら2時間を切ったとのこと、大体この本の予想通りに進んでいると言っていいのかもしれません。2020/03/26

ケニオミ

10
1991年のジョイナーの有名な論文、最高のコンディションが揃えばフルマラソン1時間57分58秒が可能であるという結論に影響されて、フルマラソンは駆け引きによる勝利よりも、スピードによる勝利という時代に傾いて行った。事実、論文発表時点の世界記録と現在の世界記録を比較すると4分弱の時間が短縮されたが、まだまだジョイナーの示した時間には5分の時間差がある。本当に2時間は切れるのだろうか。限界を見極めることは興味深いとは思うが、タイムがそれ以上破られない状況になった後のマラソンは見ていて楽しいのだろうか。2016/05/28

Book Lover Mr.Garakuta

7
図書館本:速読読了。スポーツ苦手なので良く分からんが、体を動かすことは良い事だと思う。★22018/12/24

DEE

7
ケニア人のランナー、ムタイの選手生活を追いながら、マラソンということは一体どういうことなのか、そしてランナーに一体何をもたらすのかを赤裸々に綴った一冊。 かの数学者ペレルマンはポアンカレ予想を証明した報酬100万ドルを蹴り森に入った。 ムタイもまた報酬や名声より、無我の境地「スピリット」に入るために走った。 数学とマラソンの違いはあれども、共通するのは、追うもの以外は騒音であり、それは人生をかけるだけの価値のあること。 そう思うと胸が熱くなった。2016/09/09

エドバーグ

6
マラソンのトップアスリートの訓練やレース中の心境を初めて知りました。著者の取材の労に本当に敬意を表したいと思います。補足 訳者の「菅しおり」さんは実力あると思いました。2023/11/26

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