出版社内容情報
代表作「たそがれ時にみつけたの」をはじめ、今は読むことできない名作をセレクト。書き下ろし、単行本未発表作収録。ファン必携!
【著者紹介】
1954年生まれ。18歳で『りぼん』で漫画家デビュー。代表作「たそがれ時にみつけたの」でまたたく間に人気を得、1980年代にかけて『りぼん』の看板作家として活躍。おとめチックという新ジャンルを牽引。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっちゃん(かっち)
27
本当に懐かしかったです! 少ないお小遣いで、りぼんを買ってました。 主人公の女の子が編み物してたらマネして編み物したり、ファッションやら部屋のイメージ…マネばかり(笑)背の高い男の子が大好きだったなぁ~。 この本、大切にします!2015/11/07
ぐっち
20
陸奥A子さんの漫画、懐かしい~。りぼんの付録、大切にしてました。私が未だにひょろひょろメガネ男子に弱いのは、絶対A子さんの影響だと思う。こういうかわゆい女子になれなかったのは痛恨だが。もうちょっと後の作品もセレクション2にして出してほしい。2015/10/03
はやしま
17
りぼんは買ってたけど一条ゆかり派だったのに、この路線なら高橋千鶴(なかよし)や初期の岩館真理子(マーガレット)が好きだったのに、どの作品も読み始めてすぐ「覚えてる!」ー私の中におとめちっく成分があったとは。私のA子タンbest5は「たそがれ時に見つけたの」「黄色いリボンの花束にして」「樫の木陰でお昼寝すれば」「おしゃべりな瞳」「たとえばわたしのクリスマス」。で、なぜかこの本には「樫の…」がない!!ぜひ第2弾を!>河出書房さま。加えて田渕由美子、太刀掛秀子もお願いします。2015/10/02
遠い日
12
70年代の作品群。この頃の作品が記憶の中の陸奥A子ワールドにいちばんしっくりくる。「たそがれ時にみつけたの」「黄色いリボンの花束にして」「たとえばわたしのクリスマス」など、細部は忘れたものの、手触りにはリアルな感触が……。恋、受験、青春、夢。自分自身もまだなんでもできる、なんにでもなれる、そんな時代でした。2016/04/28
umeko
12
現在の陸奥A子さんの作品を読むと、彼女、止まってないな、固まってないな、って思う。彼女の描く「乙女チック」な少女たちは年月を経て、少しの色気と強さのある素敵なオトナになりました。ベストセレクションを読んで、10代の頃の私には「切ない」とか「会えなくて寂しい」とか確かにあったと思い出して苦笑い。作中の街並みやファッション、今見ても古さを感じなかったな。2015/10/21