出版社内容情報
ルパン三世はいかにして生まれたか。長くシナリオの現場にかかわりつづけた著者がはじめてあかす製作秘話の数々。ファン待望の一冊。
【著者紹介】
1945年生れ。1971年のルパン三世放送開始時よりルパンにかかわる。
内容説明
シナリオ製作者による渾身のドキュメント!シリーズスタートの初期設定、宮崎駿+高畑勲演出交代の舞台裏、パート2における宮崎駿vs鈴木清順、カリオストロ、押井守版映画プラン、テレビスペシャル…ファン垂涎、あなたの知らない「ルパン」を読み、感じろ!未発表シナリオ採録!
目次
1 第一シリーズスタート
2 『ルパン三世』第二シリーズ出発
3 パート3のスタート
4 スクリーンを駆け巡るルパン三世
5 TVスペシャルでの「ルパン三世」
総括的なあとがきにかえて―付録 ルパンと共に35年 飯岡順一×今泉俊昭「アニメルパンの誕生を知る男」
ルパン三世シナリオ
著者等紹介
飯岡順一[イイオカジュンイチ]
1945年生まれ。文芸ディレクター・脚本プロデューサー。東京ムービーを経て現在フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
4
ルパン三世の裏話が満載ですが、制作スタッフや関連する会社になじみがないのでなかなか頭に入ってこなかったです。編集の方にもう少し仕事をして欲しかったです。2016/01/01
ブラック ミッフィー の チョコちゃん
3
思ってた内容と違って残念。 なんか読んでて思ったんだけど宮崎駿とか、高畑さんを目 の敵にしてる感が、なんか哀れというか、 寂しくおもってしまった。(泣)2019/12/07
Katsuto Yoshinaga
3
幼少期より大好きだった「ルパン三世」と、好きな映画監督の一人である鈴木清順氏の関わりを知りたくて手に取った。アニメにおける原作、脚本、演出、そして企画とプロデュースそれぞれの役割や関わり方がなんとなくわかる。また、今をときめくスタジオジブリや宮崎駿をよく書いていない点も面白い。私もハードボイルド風味が希薄な「カリオストロの城」を世評ほどは評価していないので、ニヤリとさせられるところがいくつかある。しかしながら、全般的にグダグダで、なんといっても文章が全く駄目。これで2000円とは…!2015/08/14
hiroshi0083
3
1971年から35年間、ルパン三世の文芸――企画から脚本作りの環境整備――を担当してきた著者。その制作の裏側を文芸の視線から回想した一冊。 この本でまず困るのは、文章がこなれていない上に、誤植が多いところだ。またムック本をまとめた本だからなのか、記述の繰り返しがあちこちに見られ、「それさっき読んだよ~」とガッカリすることも多い。結果、この本独特のリズムに慣れるまでにかなりの時間とエネルギーを要してしまった。どうやら文芸という仕事は、文章が必ずしも上手いわけではなさそうだ。2015/04/19
牙魔
1
中間管理職というか会社とクリエイターの間で大変だった様子が分かります。鈴木清順監督の監修なんて名前だけだと思っていましたが、がっつり関与されていたと知って驚き。また私にとって神様みたいな宮崎駿・出崎統の悪口が出てきてちょっと新鮮でした。2018/09/18